研究課題/領域番号 |
20K02740
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
與儀 幸朝 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 講師 (70773365)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 柔道 / 体つくり運動 / 多様な動きをつくる運動 / 多様な動きをつくる運動遊び / 力試しの運動(遊び) |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、発達段階に応じた柔道の運動技能のスムーズな接続を図っていくため、小学校の体つくり運動領域「多様な動きをつくる運動(遊び)」において、力試しの運動に焦点を当て、柔道の「握る」や「転がる」といった基本的な動きを運動内容として、低学年・中学年・高学年とそれぞれの段階に応じた安全で楽しく実践できる教材を開発することを目的とし、三年間の研究期間を設定して実施する。
|
研究成果の概要 |
本研究は、体育科における柔道の発達段階に応じた系統的なカリキュラムを検討するため、小学校の体つくり運動領域に焦点を当てた柔道遊びの教材を開発することを目的とした。三年間の研究期間で、低学年・中学年・高学年それぞれの発達段階に応じた教材を開発した。教材の開発は、共同研究者や現場の小学校教員らと共に行い、検証は授業評価や体力・運動技能テストなどを用いた。その結果、授業評価や体力・運動技能テストにおいて肯定的な変化や記録の向上が認められた。本研究で開発した柔道の基本的な動きを学習内容として取り入れた柔道遊びの教材は、発達段階の児童を対象とした体育教材として有用である可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は中学校から必修となる柔道について、小学校から系統的にカリキュラムが編成されていないことに着目し、小学校体育における柔道の基本的な動きを取り入れた教材を開発した。これまで検討されてこなかった小学校の体育授業に柔道遊びを取り入れた教材を発達段階に応じて開発し、授業評価や体力・運動技能テストなどから、その有用性が示唆された。また、本研究で開発した教材は、体育授業のみならず、同じ年頃の子供を対象とした柔道クラブの初心者指導においても指導プログラムとして汎用的に実践できる内容であると考えられる。
|