研究課題/領域番号 |
20K02745
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 学習院大学 (2022-2023) 関東学院大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
小原 豊 学習院大学, 文学部, 教授 (20375455)
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研究分担者 |
礒田 正美 筑波大学, 人間系, 教授 (70212967)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | プログラミング的思考 / STEM教育 / 初等教員養成 / 教員養成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,プログラミング的思考をSTEM教育を通して育成する先導的な授業実践を質保証する上で,領域横断的な論理的思考と課題解決能力を着実に育成できる指導力をもった小学校教員を養成する相関カリキュラムを開発するものである。 その為に,先ず,日本の教職課程シラバスの範囲と配列を分析し,次に,コンピュテーショナル・シンキングの評価規定を照合しつつ,STEM教育を実践する具体的な条件の明確化と教員志望学生による段階的修得のベンチマークを設定する。そして,カリキュラム相関化によるプログラミング的思考の拡充可能性を授業分析によって実証的に明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究の成果として,STEM教育を通したプログラミング的思考を育成できる確かな指導力をもった小学校教員を養成する相関カリキュラムを開発し,初等教員養成課程において検証した。その過程における試行及び論考は、学術研究論文及び国内外での学会発表として広く公開している。また、教職科目「ICT活用の理論と実践」及び「初等算数科教育法」において、科学・技術・工学・数学の教育分野を統合するような教材研究と模擬授業実践を軸とした過程を設計の上で実践した最終成果は、授業プロトコル分析及びコンピュテーショナル・シンキングの評価規定を基軸として検証され、2024年度の国際数学理科教育学会において研究発表する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義や社会的意義は、Society5.0社会に対応する初等教員養成の在り方の解明と精緻化である。現在,子ども達の資質・能力育成が謳われ,初等教育及びその成立の根本を担う教職課程においてコンピテシーベースの再編が求められている。我が国の産業競争力の源泉となる人材を育成する上で,科学・技術・工学・数学を領域横断的に学ぶ STEM 教育の実現を図るという喫緊の課題への教師教育の視座からの対応が必要である。本研究は,これらの社会的な要請や研究動向を鑑み,新世代の初等教育を担う小学校教員養成はいかなる条件の相関カリキュラムで実現するかという学術的かつ切実な問いを実証的に探究した。
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