研究課題/領域番号 |
20K02860
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
岡本 牧子 琉球大学, 教育学部, 教授 (00432906)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | アオガンピ / 生ごみ処理機 / 液肥 / 中学校技術科 / 生ゴミ処理機 / 栽培 / 肥料 / 生物育成 / 技術教育 / 管理 / 和紙 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、学校現場での琉球紙の原料調達を可能にするべく、その栽培を中学校技術科の生物育成分野と情報分野の学習教材として取り扱えるよう、 アオガンピの自動栽培の方法やコスト、学習指導計画等を提案し、沖縄県独自の和紙製造技術を教材化することを目的とする。栽培の自動化を効率よく行うための液肥を学校から排出される生ゴミから生成することが可能となれば、持続可能な社会を考えるテーマの教材としても展開でき、学校を中心とした循環型の道路および屋上緑化システムの構築にも寄与することができる。
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研究成果の概要 |
本研究では,学校現場での琉球紙の原料調達を可能にするべく,その栽培を中学校技術科の生物育成分野と情報分野の学習教材として取り扱えるよう,アオガンピの自動栽培の方法やコスト,学習指導計画等を提案し,沖縄県独自の和紙製造技術を教材化することを目的としている.栽培の自動化を効率よく行うため,液肥を用いた栽培管理を想定し,学校から排出される野菜ゴミから液肥を生成できないか調査を行った.その結果,アオガンピ栽培の育苗期に本研究で得られた分解水を灌水使用すれば,アオガンピの成長を促すことが可能になり,中学校3年間の間にアオガンピを原料化できる可能性が高くなることが想定された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は,琉球紙の原料であるアオガンピについて,学校現場の教員が教材として取り扱えるよう,自動化を前提とした栽培方法と新学習指導要領に沿った指導案を確立することである.自動化を行う装置は,小学校プログラミング教育で紹介されているBBC micro:bitや市販のobniz等の教材を用いて製作することが可能である.本研究により,給食室から排出される野菜ごみから,灌水時に使用できる液肥を生成することが可能であることが明らかになった.このことから,中学校技術科生物育成分野と情報分野に関する技術の複合教材として,和紙の原料栽培という世界に発信できる沖縄県独自の特色ある教材を提案することができた.
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