研究課題
基盤研究(C)
①組込みシステムにおける電子回路のMR(複合現実)技術による可視化,②プログラムのコーディングを実体のある物体を手に取って簡単にコーディングができる物理プログラミングと比較的柔軟性が高い実行結果が得られるビジュアルプログラミングの二つを統合したプログラミング環境の構築,③前述の①,②においてプログラミングを効率的に行う学習者とそうでない学習者の違いを明らかにし,これを基に効果的な組込みプログラミング教育の教育法を確立することを目指す.
本研究では,複合現実(MR)を用いた組込みプログラミング教育支援システムの構築を行った.電子回路演習や組み込みシステムに関する講義や演習のオンライン指導方法について検討を行った.提案手法の有効性を受講生の学習意欲の測定から行い,授業改善に向けて,LMSの学習記録データとCISのデータを分析することで受講生の学習行動パターンの特定と講義に対する興味度の関連性の検討を行った.実際の電子回路演習では,電子回路のMR技術による可視化による実習支援システムを構築した.これらを統合していくことで学生に応じた個別最適な学びの提供が可能となると思われる.
複合現実(MR)を活用した組込みシステム教育支援システムの開発を行った.電子回路演習のオンライン指導方法を確立し,受講生の学習意欲をARCS動機づけモデルで測定,授業改善に役立てた.また,MR技術により電子回路の可視化を実現し,実習支援システムを構築した.今後も大学生向け講義や初心者向けプログラミング教育への応用を進めることで,さらなる学習者の理解度向上と教育の質の向上が期待できる.
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コンピュータ&エデュケーション
巻: 53 ページ: 31-36
Online Chinese Teaching and Learning in 2020
巻: 1 ページ: 234-246
https://www.okiu.ac.jp/gakubu/sangyojoho/teacher/odo
https://www2.okiu.ac.jp/sodo/achievement.html
https://www2.okiu.ac.jp/sanjyo/faculty_info/faculty_odo.html
https://researchmap.jp/odo/