研究課題/領域番号 |
20K03140
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 木更津工業高等専門学校 |
研究代表者 |
山下 哲 木更津工業高等専門学校, 基礎学系, 教授 (40259825)
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研究分担者 |
阿部 孝之 木更津工業高等専門学校, 基礎学系, 准教授 (70396274)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 探求型HTML教材 / 数学的概念 / KeTCindy / アクティブ・ラーニング / 数学教材作成支援システムKeTCindy / 動的幾何システムCinderella / アクティブラーニング / 探究型HTML教材 / KeTCindyJS / 実験群と対照群 / 入力方式 / カレッジ級数学教材 |
研究開始時の研究の概要 |
基礎数学,線形代数学,微分積分学,応用数学など,大学や高専で学習する数学において,数学的概念が難解であるため,学生は本質的な理解に至らない.そこで,難解な数学的概念を学生が理解できるような探求型HTML教材が必要となる.本研究では,統合型HTML教材作成システムKeTCindyJSを用いて,探求型HTML教材を開発する.授業で使用しながら,教材開発に関する学生アンケートを実施し,その結果を探求型HTML教材の改良に繋げる.また,統合型教材作成システムKeTCindyに関するウェブサイトを新たに構築し,KeTCindyJSに関する情報や開発した探求型HTML教材なども公開する.
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研究成果の概要 |
統合型教材作成システムKeTCindyを用いて,基本的な数学的概念の本質を理解させるような探求型HTML教材の開発を進めた.幾何点やスライダーを移動させる入力だけでは本質を見極める微妙な変化に対応できないため,数値や数式の入力も併用することにより,微妙な変化まで観察できるよう改良できた.また,数式による入力を繰り返し行うことにより,入力ミスを軽減できることが確認できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における数学教育は知識偏重型から論理的思考型へ移行しているが,新しい教育方法に準拠した教材が開発されていない.特に,数学的概念の本質を理解させることが重要となるが,この本質的理解を促進する探求型教材がほとんどない.本研究で開発した探求型HTML教材は,学生個人がスマートフォンやタブレット等で自由に使用できるため,数学的概念の本質を学生個人のペースで探求でき,現状の教育改善に役立つといえる.
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