研究課題/領域番号 |
20K03178
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
片岡 英幸 鳥取大学, 医学部, 教授 (00224436)
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研究分担者 |
有井 士郎 鳥取大学, 工学研究科, 准教授 (80222751)
福原 隆宏 鳥取大学, 医学部, 准教授 (80403418)
藤原 和典 鳥取大学, 医学部, 教授 (90403419)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 気道管理 / 180度3DVR / VR / 教育支援教材 / 気管切開 / ヘッドマウントディスプレイ / 3D立体視動画 / 180VR / ステレオ3D / 教育支援 / 3D / 気管カニューレ / シミュレーション教育 |
研究開始時の研究の概要 |
気管カニューレ交換の頻度が少なく放置されると、気管切開孔の感染や肉芽形成をきたす。また、患者の体位変換などで気管カニューレが抜けてしまったり、再挿入時に難渋することがある。どの医療現場でも速やかに気管カニューレが挿入できるスキルが求められる。気管切開後の管理についてシミュレーション教育や実習等の方法を開発することが急務であると考えられる。本研究ではカニューレ交換における問題点を明らかにし、スキルラボの構築により気管切開管理の技能を持った初期研修生の育成を目指す。
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研究成果の概要 |
気管カニューレ管理モデルを用いて、気管切開管理の習熟できる環境を構築、さらには医療現場でも利用されるようになってきたVRを取り入れ技術習得方法の開発を目指した。気管カニューレ挿入演習を行い、カフの状態やカニューレ先端位置、周囲の重要臓器との関係、適切な管理がされなかった場合の危険性を学習した。180度3DVR教材を作成し、VRゴーグルを装着し、高解像度の立体視や実施者の視線から観察ができた。等身大の3D喉頭気管モデルを用いVRで立体視しながらモデルの周囲を移動でき喉頭気管の解剖構造の理解を深めることができた。ロボット手術室を模したVR教材を作成し、仮想体験で学習できる環境を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
モデルを用いたシミュレーションやVR教材により、解剖学的構造や手技を体験的に学ぶことができる。リアルな手術環境を再現することで、仮想体験ができ、臨床経験不足を補うことができる。VR教育ツールを用いた学習成果や技術習得度のデータを蓄積することで、教育カリキュラムの改善に役立てることができる。教育の質が向上することで、医療従事者の技術力が高まる。対面実習が困難な地域や状況でも、VR教材を利用することで同等の学習体験を提供でき、教育機会の格差を縮小することができる。これらの意義により、医療分野の教育の質を向上させることが期待できる。
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