研究課題/領域番号 |
20K03186
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
|
研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
谷口 進一 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (50440483)
|
研究分担者 |
山岡 英孝 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (10443045)
西岡 圭太 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (10748734)
木村 竜也 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (20410293)
堀 晴菜 金沢工業大学, 基礎教育部, 講師 (20838213)
高 香滋 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (90175422)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 汎用能力 / 共創的学修 / 数学 / 科学 / 汎用技能 / 数理の汎用能力 / 汎用技能と能力の比較 / 自己効力感 / ジェネックスキル / AI・DS授業で醸成される数理の汎用能力 / 因子抽出 / AI授業で醸成される数理の汎用能力 / ルーブリック / 汎用的学修能力 / 数学・理学 / 科目を超えた学習方略 / 教授・学習方略 |
研究開始時の研究の概要 |
これまでの先行研究をとおし学生の数・理の学修力には我々の教授・学習方略の効果により,向上と深化が認められることが分かった。また,進んで先の分野を学びたいという先進的学習意欲の発現も認められた。その一方で,人間力を中心とするジェネリックスキルは大学生活の4年間をとおして順調に伸長が確認できるものの,数・理の学修力の深化や学習意欲の発現は,個人差はあるものの,年次を追いやや希薄になっていくことも分かってきた。 そこで、「数・理における科目を超えた共創的学修を基盤とする汎用的学修能力の向上効果の研究」をとおして,学修力の向上性や継続力強化を図る必要性があることを強く認識し,本研究実施を計画した。
|
研究成果の概要 |
数・理における汎用能力を向上させるための学習方略を構築するため、ルーブリックによる調査を行った。特に数学や理学の能力の内、個別科目に固有の特徴を捨象して汎用能力を測り、汎用技能から汎用能力への転移を観察できるAIの授業での調査により、AIの分析過程を可視化し直感的に捉えるための工夫の中で経験した関数の分析や統計的解釈が汎用能力獲得に有効にはたらいた結果が汎用技能からの転移を惹起し,新たな発現を促すことが分かった。また、因子分析による潜在因子から考察すると、汎用能力の自己肯定感の高まりには汎用技能と汎用能力の差異について十分理解し、統合的技能から転移して認識することが効果的であると分かった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、現代の流動的な社会情勢の中で、学生が柔軟に社会に適応し、活躍していくために必要な「汎用能力」の発現に寄与する潜在因子を分析し、その向上を図る学修方略を考察したものであり、大学教育の社会実装化とともに、学生が現代社会で有意義に生きていく力の涵養に資するという意味で社会に貢献するものである。 また、学術的な意味では、多くの先行研究で得られたジェネリックスキルの分析では、ややもすれば重視されなかった汎用技能と汎用能力の違いを考察し、汎用能力に軸足を移して数・理の分野における共創的な教育を通して。その発現と向上に資する学修方略の構築方法を考察した点に重要性があると考える。
|