研究課題/領域番号 |
20K03197
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 会津大学短期大学部 |
研究代表者 |
加藤 亮 会津大学短期大学部, 食物栄養学科, 講師 (30380025)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ICタグ / フードモデル / 食事調査 / 栄養指導 / 教育 / 栄養 / 食事 |
研究開始時の研究の概要 |
妥当性の高い食事調査は対象者と調査者の負担が大きいものが多い。新しい栄養指導ツールではフードモデルにICタグを組み込み、栄養素の計算や対象者の基準摂取量との照合をPCソフトウェアで行うことにより瞬時に判定が可能なほか、料理の組み合わせをリアルタイムで比較できることから、視覚的な料理選択型の食事調査・教育が可能である。本研究では対象者にフードモデルとICタグ、加速度計、血圧計、体組成計などを用いて、「いつでも、どこでも保健データが得られる」環境を整えることにより、生活習慣病予防や特定保健指導 に役立つ教育ツールやシステムを検討する。
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研究成果の概要 |
本研究ではフードモデルとICタグを組み合わせた栄養指導・食事調査ツールについて、その有用性を検討した。対象者に実物を正確に模したフードモデルを選んでもらい、妥当性が確認された食事調査法を比較することで、食事調査法として有用であることが明らかになった。また、ICタグによるデータ読み取りにより、調査者と対象者双方が必要とする栄養に関する情報を得るために必要な時間・労力が少なくなることが明らかになった。一方で引き続きコロナウィルス感染症に対応する状況が継続したため、調査、実験の実施は主に対象者確保の面で大きく制限された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国民の健康保持や生活習慣病予防には、食事によるエネルギーや栄養素摂取量の正確な情報とそれに基づく指導、教育が必要であるが、従来の食事調査や栄養指導ツールは労力やわかりやすさの面で改善点は多い。見た目で量や種類がわかりやすいフードモデルと、複数の情報を瞬時に入力できるICタグによる通信を結び付けたツールについて行った本研究はそういった食事調査や栄養指導時の課題を解決する一つの手段であったと考えられる。一方で、コロナ感染症の影響もあり、人での調査、研究が進まず、成果は十分とはいえなかった。
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