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不安障害に対するVRを用いたマインドフルネスに基づく介入の効果および費用対効果

研究課題

研究課題/領域番号 20K03470
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

二宮 朗  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (30464845)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードマインドフルネス認知療法 / VR / 無作為化比較試験 / 不安障害 / マインドフルネス / RCT
研究開始時の研究の概要

多くの不安障害患者には薬物療法が行われているが、寛解率は5割程度と低く、薬物療法以外の治療介入の選択肢が重要となる。介入の一つとして、マインドフルネスに基づいたプログラム(mindfulness-based intervention :MBI)の効果が認められてきているが、効果量は大きいとは言えない。この一因として、不安対象への曝露が欠如していることが考えられ、これを補う手段としてvirtual reality (VR)を用いた暴露療法とMBIとの併用に着目した。本研究では併用プログラムの開発、RCTの実施を行い、この治療法が効果的であるか、また費用対効果的であるかを検証する。

研究成果の概要

プログラムの開発:MBCTのプログラムを不安症に合わせて修正し、不安対象への曝露のステップとしてVRコンテンツを作成した。単群前後比較試験のPilot studyを通じて、実施可能性を確認した上で、プログラムやVRコンテンツの改良を行った。
探索的RCT:介入群7名、対照群7名に対して全8回のMBCTプログラムを、介入群にのみ全3回のVRコンテンツによる曝露を追加で実施した。実施可能性に問題ないことが示された(組み入れ率100%(14/14名)、脱落率 0%(0/14名)、研究参加率 88.4%(99/112))。一方で不安の尺度を含む、全ての評価尺度で両群間に有意な変化の差は認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

MBCTと曝露療法を組み合わせたプログラムは存在せず、著者が知る限り、世界でも初めての試みであった。またグループ療法であり効率的な介入のMBCTと、利便性が高く、新たな人手を要さないVRの組み合わせのために、実用性の高いプログラムとして活用が期待された。
対象者数が14名と少ないものの、実施可能性について問題のないことが示された。一方で介入による効果の有意な差を認めなかったため、追跡をする期間を設けるなど研究のデザインの改良を要することが示唆された。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] バーチャルリアリティーとマインドフルネス認知療法2023

    • 著者名/発表者名
      二宮 朗
    • 学会等名
      第23回日本認知療法・認知行動療法学会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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