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自発的パラメーター調整機能を有する環境適応型移動運動モデルの提案

研究課題

研究課題/領域番号 20K03730
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分12040:応用数学および統計数学関連
研究機関富山大学

研究代表者

上田 肇一  富山大学, 学術研究部理学系, 教授 (00378960)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード自律分散システム / 自己組織化 / ロコモーション / 数理モデル
研究開始時の研究の概要

令和2年度は未知の環境を柔軟に移動する細胞運動モデルを作成する。自発的なパラメーター変化を作成するために「移動を駆動する細胞先端部での化学反応」,「細胞全体で起きる振動現象」,「原形質の往復流動」を考慮に入れた数理モデルを作成する。令和3年度以降は,未知の環境を柔軟に移動する多足運動モデルの作成,及び移動運動の機能創発の条件に関する数理解析を行う。そのために,パラメーター制御モデルを偏微分方程式によって記述する。

研究成果の概要

結合振動子系から得られるノード変数の情報から結合係数を推定する力学モデルを提案した。目標軌道と学習後の軌道の差を小さくする学習アルゴリズムに加えて微小なカオス外力を組み合わせることにより,高い精度によるパラメーター推定を実現した。また,流体モデルに対してパラメーター自動調整モデルを提案し,環境に応じて適切なパラメーターが自動的に調整され,安定した流れが自発的に生成される現象を数値的に示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

パラメーターを自動的に調整するアルゴリズムの提案により,ロコモーションの創発機構の数理的理解に貢献できると考えている。また,提案モジュールは自律分散処理によるロボット制御に応用されることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] 階層的経路探索モデルを用いたロボットアーム軌道生成2022

    • 著者名/発表者名
      上田 肇一,津澤 聖希
    • 学会等名
      応用数学合同研究集会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 結合振動子系のパラメーター推定2021

    • 著者名/発表者名
      上田 肇一
    • 学会等名
      応用数学合同研究集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] Emergence of synchronized oscillations by self-tuning of parameters2021

    • 著者名/発表者名
      Keiichi Ueda
    • 学会等名
      ReaDiNet 2021: An Online Conference on Recent Topics in Reaction-Diffusion System, Biology, Medicine and Chemistry
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 経路探索モデルを活用したロボットアーム制御への試み2021

    • 著者名/発表者名
      上田 肇一
    • 学会等名
      日本数学会年会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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