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火口近傍における火山性流体の高頻度採取に向けた自動採取装置の開発と展開

研究課題

研究課題/領域番号 20K04100
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分17040:固体地球科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

森 俊哉  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (40272463)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード火山性流体 / 自動採取 / 温泉水 / 噴気ガス / 蒸気井 / 土壌ガス / 火山噴気
研究開始時の研究の概要

火口や噴気地帯から噴出する火山ガスや火口内およびその近傍で湧く温泉水などの火山性流体の微量成分や溶存成分の量比は、火山地下の状況の変化を捉えうる感度の高い指標である。しかし、試料をサンプリングして、実験室で分析を行っているため、データ頻度が低く、火山活動変化に伴う火山性流体試料に見られる変動を定量的に議論できる状況に至っていない。本研究課題では、この点を解決するため、温泉水、温泉ガス、土壌ガス、噴気ガスなどの火山性流体の高頻度自動採取装置を開発し、実際に火山火口周辺のフィールドで運用していくことで、開発した装置の有効性を実証し、火山現象の理解の進展に貢献する。

研究成果の概要

火山性流体中の微量成分や溶存成分の量比は、火山地下の状況の変化を捉えうる感度の高い指標であるが、これまでの多くの研究では試料を現地で採取し、持ち帰り分析することでデータを得ていたため、データ頻度が低く、火山活動を詳細に議論するのは難しかった。本研究課題では、この点に着目し、火山性流体の高頻度自動採取装置を小型のCNC (computer numerical control)機器を応用して開発した。開発した装置を用い、温泉水やなどの水試料と土壌ガス、蒸気井噴気ガスなどの気体試料の高頻度採取を行い、その有効性を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの多くの火山性流体の地球化学的研究では、データ頻度が低く、火山活動の時間変化を詳細にに議論することは難しかった。本研究課題では、火山性流体の液体試料および気体試料に対応した高頻度自動採取装置を開発し、様々な形態の火山性流体試料の高頻度自動採取を行うことで、高頻度採取の有効性を示した。本研究課題で開発した装置のような方法で、火山性流体の高頻度採取が行われるようになれば、地球化学的データをより有効に利用して、火山現象の理解や火山活動評価が進展するものと期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件)

  • [国際共同研究] カナリア諸島火山研究所(INVOLCAN)/再生エネルギー技術研究所(ITER)(スペイン)

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 火山性流体気体試料の自動採取装置の開発2022

    • 著者名/発表者名
      森 俊哉
    • 学会等名
      日本火山学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 十勝岳のベンガラ温泉における火山性温泉水の高頻度サンプリング2020

    • 著者名/発表者名
      大野鷹士, 森 俊哉、高橋 良
    • 学会等名
      日本地球惑星科学連合大会2020年(JpGU-AGU Joint Meeting 2020)
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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