研究課題/領域番号 |
20K04358
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20010:機械力学およびメカトロニクス関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
丸山 真一 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (60344925)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 非線形振動 / 連続体の振動 |
研究開始時の研究の概要 |
現在申請者らが検討を進めている,薄肉矩形板・円環板の線形振動解析を基に,一般形状区分での解析と,面内応力の解析が行えるように改良する.つぎに,与えられた面内境界条件の下で,たわみに伴う面内の伸縮による面内応力を,上述の面内応力解法を用いて,たわみに関する未知量の関数として表現し,これを面外方向の離散化運動方程式に導入することで,非線形振動解析法を定式化する.さらに,複雑形状を有する薄肉連続弾性体の非線形振動実験を行い,解析手法の検証を行う.
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研究成果の概要 |
複雑形状を有する平板や曲板の非線形振動解析手法の確立を目的として,対象物を比較的少数の区分に分割し,高階微分可能な関数により面外および面内変形を近似することで,面外-面内変形の連成を高精度かつ,要素積分の更新を伴わない,低計算コストでの解析を可能とする定式化の構築を行った.まず,従来直交した座標系に基づき構築してきた解析手法を非直交の区分に分割する手法に拡張した.さらに,浅いシェルパネルにおける面外・面内連成を有する振動解析に本手法を拡張し,厳密解との比較により本解析の妥当性を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
極端な軽量化や微細化が進展する近年の機械要素において,各方向の変形が連成した複雑な振動応答の解析を,高精度かつ低コストで行うことは重要であり,その確立につながる成果が得られたものと言える.
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