研究課題/領域番号 |
20K04485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
石井 光治 香川大学, 創造工学部, 教授 (50403770)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ネットワーク化制御 / 無線制御同時最適化 / モデル予測制御 / 深層学習 / 合意制御 / 深層展開 / スケジューリング / 通信制御同時最適化 / 機械学習 / IEEE802.15.4 / 無線通信 / 制御理論 / ネットワーク科学 |
研究開始時の研究の概要 |
ロボット等の複数機器を遠隔で、高信頼かつ高速に動作させるための無線通信方式に関する研究を行う。具体的には、A) 1つのコントローラで複数機器を制御する1対多通信/制御方式、B) 複数のコントローラが複数の機器を制御する多対多通信/制御方式、C) 自律分散的に制御される機器のための自律分散的通信/制御方式、に関する研究を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は,ロボットやドローンなど複数機器を遠隔で、高信頼かつ高速に制御するための無線通信方式と通信の信頼性を考慮した制御方式に関する検討を行った。本研究のオリジナリティは、従来の無線通信設計のように「平均」誤り率特性や「最大」伝送速度などを基準に設計するのではなく、制御機器の品質を保証するために制御状態を考慮した無線設計、無線特性を考慮した制御方式の設計、さらには無線と制御とを統合的に設計する点である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、従来の人が使う無線の設計ではなく、ロボットなどの機器を効率良く、かつ高信頼に動作させるための通信の設計、通信品質を考慮した制御則の設計、それらの統合設計を行った。機器の品質は従来より制御理論で数式化できるため、与えられた通信品質を含む環境から求められる。そのため、従来の高速かつ大容量な通信を構築するというアプローチではなく、遠隔制御された機器を定められた品質で効率的に動作させるための設計が可能となる。将来的にサイバー空間とフィジカル空間とを統合的に設計する上で、非常に重要となる理論を構築することができた。
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