研究課題/領域番号 |
20K04491
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
牧野 滋 金沢工業大学, 工学部, 教授 (40393524)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | リフレクトアレー / 衛星搭載用アンテナ / マルチスキャニングビームアンテナ / スキャニングビームアンテナ / スポトビームアンテナ / マルチビームアンテナ / 衛星搭載アンテナ |
研究開始時の研究の概要 |
従来の衛星通信用アンテナでは,4式のTx(送信)/Rx(受信)共用パラボラアンテナによるマルチスポットビーム方式を用いていた.本研究では,リフレクトアレーを用いることにより,Tx,Rxをそれぞれ1式のマルチスキャニングビームアンテナで構成する方式を提案し,その実現性を実証する.
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研究成果の概要 |
衛星通信においては,異なる周波数と偏波とを組み合わせた4種類のビームを用いたマルチスポットビームにより,所望のサービスエリアをカバーする.アンテナ構成は,各ビームに対応したTx(送信)/Rx(受信)共用の4式のパラボラ鏡面となる. 本研究では,マルチスキャニングビームによりサービスエリアをカバーするリフレクトアレーを用いることによりTx,Rxをそれぞれ1式のアンテナで構成する方式を提案し,その実現性をシミュレーションと実験により実証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リフレクトアレーにおいては,2つの設計パラメータである「鏡面構成」と「金属素子」との組み合わせにより,その持つ能力を最大限に生かす機能を実現できる.提案するマルチスキャニングビーム方式は,ビームシフトを実現する「鏡面構成」と偏波によってビーム方向を変える「金属素子」との組み合わせたものであり,新方式の衛星通信用アンテナを実現するものである. リフレクトアレーは,鏡面が平面であることによる低交差偏波特性,金属素子の大きさを変えるだけで放射ビーム形状を制御できる柔軟性に加え,リフレクトアレーが有する前記独自機能により,幅広い応用が期待できる高機能デバイスとして社会に貢献していくものと考えられる.
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