研究課題/領域番号 |
20K04526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
堂前 篤志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (20357552)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 電気インピーダンス / インダクタンス / 高周波 / 不確かさ / 基準器 / 伝送線路特性 / インピーダンス / キャパシタンス / 抵抗 / Sub-6周波数帯 / 高周波インピーダンス基準器 |
研究開始時の研究の概要 |
キャパシタ、インダクタ、抵抗器といったチップ部品(表面実装用デバイス)を 使用する周波数が近年著しく高周波化しているが、5G無線通信でのSub-6周波数帯において 「測定の基準が存在しないために、正確な測定ができない」ことが大きな問題になっている。 応募者は、測定の基準が存在しない周波数帯(未踏周波数帯)における電気インピーダンス 量(キャパシタンス、インダクタンス、抵抗)の計測技術の確立を目指して研究を進めてお り、本研究ではそのキーデバイスとなる、「MHzからSub-6周波数帯に対応した電気インピ ーダンス量の基準を与える高周波インピーダンス基準器)の設計・製作・精度評価」を行う。
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研究成果の概要 |
研究代表者は測定の基準が存在しない周波数帯(未踏周波数帯)における電気インピーダンス量の計測技術の確立を目指して研究を進めている。本研究ではそのキーデバイスとなる、MHzからSub-6周波数帯に対応した電気インピーダンス量の基準を与える高周波インピーダンス基準器(RF Impedance Standard: RFIS)を設計・製作した。製作したRFISの電気特性を精密に評価し、その結果から40 MHzから18 GHzの周波数帯におけるインダクタンス基準値、および不確かさを推定した。また、本課題独自の手法により、推定したインダクタンス値の妥当性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
キャパシタ、インダクタ、抵抗器といったチップ部品(表面実装用デバイス)を使用する周波数が近年著しく高周波化しているが、5G無線通信でのSub-6周波数帯において「測定の基準」がないため正確な測定ができないことが大きな問題になっている。応募者は、測定の基準が存在しない周波数帯における電気インピーダンス量(インダクタンスなど)計測技術の研究を進めており、本研究ではその核となる、「MHzからSub-6周波数帯に対応した電気インピーダンス量の基準を与える基準器の開発」を行った。本研究の成果はSub-6周波数帯における表面実装用デバイスの正確な評価を可能にし、5G無線通信の研究開発に大きく貢献する。
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