研究課題/領域番号 |
20K04643
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
森 和也 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (50190989)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 橋梁 / トンネル / 非破壊検査 / 水撃音響法 / 高所 / 高所点検 / 打音検査 / コンクリート / ウォータジェット |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,橋梁やトンネルの地上より上方6メートルのコンクリートの浮き剥離を検出することができる検査方法を開発する.次の三つの開発・試験を実施する.①6メートル上方点検用パルスウォータジェット打音検査装置の開発,②欠陥を自動判定するニューラルネットを用いた方法の開発,③国交省九州技術事務所の橋梁試験体を用いたフィールド試験.打音検査装置の開発は,層流パルスノズル,定圧送水装置などからなる.
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研究成果の概要 |
橋梁床板下面やトンネルのコンクリートの浮き・剥離を、地上より簡便かつ経済的に、効率的な検査が可能な検査手法を開発した。この検査方法は、地上より直径数ミリの水流を打ち出して、水滴化した水流を検査面に打ち当てて、打音検査を行う方法である。従来の水流を使った方法では、水流は遠隔点で拡散し、精度の高い検査は困難であった。本研究では、層流ノズルを開発することによって、数メートル先でも水流が拡散しない方法を確立し、高所の打音検査に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の橋梁やトンネルは、1970年代の高度経済成長期に数多く作られ、それらの点検・補修が必要となっている。しかしながら、経済的な問題と、作業者の確保の問題から、万全な点検・補修が十分には行われていない状況にある。本研究は、橋梁やトンネルの点検の経済効率および作業効率を改善するものであり、SDGsの11番目の目標である「住み続けられるまちづくり」に貢献する研究である。
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