研究課題/領域番号 |
20K04650
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
石川 靖晃 名城大学, 理工学部, 教授 (00257651)
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研究分担者 |
上田 尚史 関西大学, 環境都市工学部, 准教授 (20422785)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 化学膨張 / DEF / 総エネルギー一定則 / エトリンガイトの遅れ生成 / 化学膨張量 / せん断破壊モード / RC試験体 / 一軸拘束試験体 / 膨張変形 / 構造性能 / DEF(エトリンガイトの遅れ生成) / 化学膨張エネルギー / RC部材 |
研究開始時の研究の概要 |
DEFに関しては,国内外問わず数多くの研究が行われているが,力学的に統一的に解明されたとは言い難い状況にある.本研究では, DEFに起因する化学膨張が,RCはりの構造性能にどの程度影響を及ぼすかエネルギー的視点から明らかにすることを目的とする.DEFに起因する化学膨張エネルギーを測定する.同時に,DEFしよる損傷を受けたRCはり試験体を作製し載荷試験を行うことで,DEFがRC部材の構造性能に与える影響について実験的に明らかにする.さらに総エネルギー一定則に基づく数値検証を行う.本研究の達成により,化学膨張エネルギーを介して,DEFの生成条件とRC部材の構造性能を結びつけることが可能となる.
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研究成果の概要 |
DEFがRCはりの構造性能にどの程度影響を及ぼし得るかについて明らかにすることを目的とした.DEFの生成条件を満たしたRCはり試験体を作製し,膨張挙動を測定した.続いて化学膨張後のRCはりに対して載荷試験を行い,DEFによる化学膨張がRCはりのせん断耐荷性能にどのように影響を及ぼすのかについて実験および総エネルギー一定則に基づいた数値シミュレーションの視点から検討を行った.その結果,DEFに伴う化学膨張はRCばりのせん断挙動に大きく影響を及ぼすことが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DEFによる損傷を受けたRCはりを作製し,そのRCはりに載荷実験を実施すると同時に,同一環境下でのDEFによる化学膨張エネルギーを測定ことや,載荷時の構造性能に及ぼす影響について明らかにするといった試みは,これまで実施されておらず,本研究の独創的な点である.本研究の目的が達成された場合,化学膨張エネルギーを介して,DEFの生成条件とRC部材の構造性能を結びつけるにあたっての知見を提供することができると考えられる.
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