研究課題/領域番号 |
20K04825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 国土技術政策総合研究所 (2021-2022) 国立研究開発法人建築研究所 (2020) |
研究代表者 |
岩見 達也 国土技術政策総合研究所, 建築研究部, 防火基準研究室長 (20370744)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | AI / 火災検出 / 火災規模推定 / 発熱速度 / 燃焼実験 / ジオロケーション / 糸魚川火災 / 東日本大震災 / 誤検出 / ヘリテレ / 座標変換 / 深層学習 / 糸魚川 / 大規模火災 / 火災域 / 煙 / YOLO / 認識精度 / ディープラーニング / 実験映像 / 火災映像 |
研究開始時の研究の概要 |
火災性状の解析効率を飛躍的に向上させることを目的として、下記の2点の技術開発に向けた研究を実施する。 1.航空機等で撮影される映像とそれに付随する撮影パラメータ(経緯度、高度、向き等)から撮影対象の地理的位置関係を解析し、さらに深層学習の手法を用いた画像解析により、火災かどうかの判別、火災範囲の特定、燃焼性状(火炎の大きさ、燃焼範囲の面積等)の解析を自動的に行うための技術開発 2.火災実験時に撮影する映像に関する深層学習手法を用いた燃焼性状の認識により、火炎の位置や大きさ等に関する実験データの自動抽出を行うための技術開発
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研究成果の概要 |
大規模地震時に多数の延焼火災が発生する状況が想定されることから、深層学習の手法を応用して、空撮映像から火災・火炎の位置を特定し、燃焼状況(発熱速度や火炎形状等)を正確・迅速に検出・解析する技術の開発に向けた研究を行った。 映像及びカメラパラメータに基づいて火災の検出、地理的位置の特定及び燃焼状況の推定を行うプログラムを開発し、2016年新潟県糸魚川市の大規模火災及び過去に実施した燃焼実験の映像資料を用いて検証し有効性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
火災研究・火災対応の分野において深層学習手法を先進的に取り入れて活用することにより、これらの分野における今後の一層の有効活用に向けた研究の進展が期待できる。開発した技術は大規模地震時等における火災発生状況の正確・迅速な把握に資することが期待でき、災害対応の効率化による被害の軽減につながる技術である。併せて火災実験等で収集される映像データの自動解析にも活用可能であり、データ解析の効率化にもつながることが期待できる。
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