研究課題/領域番号 |
20K04962
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森田 浩 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 教授 (60210176)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 配送計画 / ドローン / 数理最適化 |
研究開始時の研究の概要 |
トラック配送の効率化につながるドローン活用の形態を定量的に明らかにする。ドローンの利用形態に適応できる柔軟性をもった数理計画モデルを立案し、ヒューリスティクスと最適化手法を融合させて、従来モデルからの解の質を向上させることを目的とする。開発した最適化モデルによって、省エネ、省人化、コスト削減などの効果を明らかにし、積載可能量、配送時間、配送距離などのドローンの持つ特性が、ドローンの導入効果に及ぼす影響を定量的に分析する。
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研究成果の概要 |
ドローンなどの補助配送を活用したトラックとのハイブリッド配送モデルの構築とその最適化を行った。トラックからドローンを出発させて別の地点でドローンを回収する方式、デポからドローンを出発させてデポで回収する方式、トラックからドローンを出発させてデポで回収する方式などの定量的に比較検討した。ヒューリスティックと数理計画法を組み合わせてより精度の高い解を与えるアルゴリズムを与えるとともに、計算時間および配送計画の有効性などの観点からも優れている方式を示した。また、旅客と荷物を混載したバスとトラックのハイブリッド輸送に関する数理モデルを考察し、ドローン配送との組み合わせにつなげるための検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
配送量の増加や配達員の不足、さらには地方における配送システムのあり方などが問題となっている中で、ドローンなどの補助配送を活用したトラック配送を検討した。山間地などでは、広範囲にわたる配送地域を効率よくカバーするために、さまざまな輸送形態を上手に組み合わせた方策を取り入れることは、地域の持続可能性を維持するためにも重要である。 また、旅客と荷物を混載したバスとトラックのハイブリッド輸送に関する数理モデルを考察し、ドローン配送との組み合わせにつなげるための検討を行った。
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