研究課題/領域番号 |
20K05210
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27020:反応工学およびプロセスシステム工学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
工藤 真二 九州大学, 先導物質化学研究所, 准教授 (70588889)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | バイオマス / セルロース / 触媒 / 反応器 / プラットフォーム化合物 / 熱分解 / 液状触媒 / イオン液体 |
研究開始時の研究の概要 |
バイオマス由来化学品製造におけるプラットフォーム化合物として期待されるレボグルコセノン(LGO)を迅速かつ消耗性の試薬の投入なしに製造する新たな技術として触媒活性をもつイオン液体を用いた触媒濡壁反応器を開発する。液状触媒の特徴を活かした本反応器はバイオマスの熱分解揮発性生成物を気相改質してLGOを製造し、同反応におけるコーク析出・触媒劣化という通常の充填層触媒では避け難い課題を克服するものである。
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研究成果の概要 |
レボグルコセノンを迅速かつ消耗性の試薬の投入無しに製造する新たなプロセスのコア技術として触媒活性をもつ液体を用いた触媒濡壁反応器を開発することを目的として研究を行い、本反応に適した安価かつ活性の高い液状触媒を見出すとともに、短時間ではあるがセルロースからの連続的なレボグルコセノン製造を示し、コーク析出や触媒劣化という通常の充填層触媒反応では避けがたい課題を本反応法により克服できる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオマス利活用技術の開発は持続可能社会の構築における重要課題であり、とりわけ化学品への変換技術は開発の焦点となる。本研究でターゲットとするレボグルコセノンはファイン・コモディティーケミカルズのプラットフォーム化合物として近年急速に注目を集めているが、本研究では同化合物を製造するためのこれまででトップクラスの活性を有する触媒の開発に成功し、その触媒を用いた効率的なバイオマス変換反応系を提案、実演した。
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