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金属-塩複合材料を用いた金属酸化物ナノ材料の開発と応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K05660
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分36010:無機物質および無機材料化学関連
研究機関信州大学

研究代表者

浅尾 直樹  信州大学, 学術研究院繊維学系, 教授 (60241519)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード金属‐塩複合材料 / ナノワイヤー / ナノロッド / 光触媒 / 酸化チタン / 酸化ニオブ / 可視光応答光触媒 / ニオブ / 黒色酸化チタン / 酸化セリウム / 触媒
研究開始時の研究の概要

金属酸化物ナノ材料は様々な優れた機能性を有する材料であるが、その機能性は作製法に大きく依存する。最近我々は金属-塩複合材料を原料とする新しい作製法を開発することに成功した。そこで本作製法を基に様々なナノ材料を作製し、その機能性を活かして光触媒や酸素吸蔵材料などの有用な材料の開発を行う。

研究成果の概要

金属‐塩複合材料を用いた金属酸化物ナノ材料の作製法について検討を行い、ボールミルで作製されたチタン‐食塩複合材料を温和な条件下でアルカリ水に浸漬するだけで、チタン酸ナトリウムのナノワイヤー材料を作製することに成功した。更に、ニオブ‐食塩複合材料についても同様に反応を行ったところ、ニオブ酸ナトリウムのナノロッド材料が得られ、本作製法の一般性を明らかにした。続いて、得られた材料を酸処理後に不活性ガス下で焼成すると有色の粉末材料となり、それぞれがアルコールの空気酸化反応やオレフィンの空気酸化開裂反応の光触媒として機能することを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

金属酸化物ナノ材料は、その優れた機能性により様々な分野で利用されているが、その作製方法は、対応する金属酸化物をアルカリ水中高温処理する水熱法が一般的である。この従来法は簡便であるが、高温条件を伴うため、生成物の結晶化が促進され肥大化すると共に、熱力学的に安定で反応性に乏しい材料が生成しやすい。これに対して本研究で得られたチタンやニオブのナノ材料は、金属と塩の複合材料を室温でアルカリ処理するだけで作製できるため、従来法とは異なり準安定構造を維持した活性に富む材料の作製が可能であり学術上極めて有用である。また新たな材料の創出は、新たな機能性の発現による社会への貢献が期待され、社会的意義も大きい。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 可視光応答ニオブ酸ナノワイヤー光触媒によるオレフィンの酸化的開裂反応2023

    • 著者名/発表者名
      疋田侑士、浅尾直樹
    • 学会等名
      日本化学会 第103春季年会(2023)
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] チタン酸塩ナノ材料を用いた可視光応答型光触媒の作製と活性評価2021

    • 著者名/発表者名
      塩入 萌恵、土屋 洋輔、森岡 佑太、唐澤 典一、浅尾 直樹
    • 学会等名
      日本化学会第101春季年会(2021)
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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