研究課題/領域番号 |
20K05722
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大好 孝幸 筑波大学, 数理物質系, 助教 (90639303)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ハイブリッドアナログ / アプリロニンA / スウィンホライドA / タンパク質間相互作用 / アクチン / チューブリン / 細胞毒性 / ハイブリッド / アクチン脱重合活性 / スウィンホライド / たんぱく質間相互作用 / アプリロニン / サイトファイシン / イエジマライド / ハイブリッド型アプリロニンA / 抗腫瘍活性 |
研究開始時の研究の概要 |
特異な生物活性を示すアプリロニンAと同様の生物活性を示し、合成が容易なハイブリッド型アプリロニンAを創出する。このハイブリッドを利用し、これまで実現が不可能であったマクロラクトン部の構造活性相関を実施する。さらにケミカルプローブへと誘導し、未解明であるチューブリンとの結合様式を明らかにする。
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研究成果の概要 |
アプリロニンAのマクロラクトン部とスウィンホライドAの側鎖部を持つ、新規ハイブリッドアナログを利用し、アミノ酸部位と側鎖部の構造活性相関研究を行った。その結果、トリメチルセリンエステルの重要性、アプリロニンA側鎖部の強いアクチン脱重合活性が明らかになった。 さらに、新型のハイブリッド分子創出のために、新規アクチン脱重合分子の設計・合成を実施し、アプリロニンAよりも強いアクチン脱重合分子を開発することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ガンは日本人の死因第一位であり、その治療法が求められる。アプリロニンAは新規作用機序を持つ抗腫瘍活性物質であるが、天然からの供給、誘導化に制限があるため研究展開が困難である。そこで本研究では、簡略型ハイブリッドアナログとしてアプリロニンA-スウィンホライドAハイブリッドを利用し、構造活性相関を実施し、細胞毒性発現に必要な化学構造が明らかになってきた。今後さらなる構造活性相関を実施することで、新型の抗がん剤開発が期待できる。
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