研究課題/領域番号 |
20K05756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
増田 亮 早稲田大学, 理工学術院, 次席研究員(研究院講師) (90632159)
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研究分担者 |
小出 隆規 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70322253)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | コラーゲン / 3重らせんペプチド / スクリーニング / ペプチド創薬 / 生物活性ペプチド / 3重らせん型ペプチド / ランダムライブラリ |
研究開始時の研究の概要 |
ペプチドは、低分子量医薬品や抗体医薬の中間のサイズを有する分子であり、これらの特長を併せ持つことができるポテンシャルを有している。しかしながら、一般的なペプチドは生体内で容易に分解される。本研究で用いる3重らせん型ペプチドは、生体内での易分解性を克服している。したがって、生物活性を有する3重らせん型ペプチドは医薬品のリードとなることが期待される。本研究では、ランダムで多様な3重らせん型ペプチドのライブラリから、生物活性を有するペプチドを取得することを目的とするものである。
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研究成果の概要 |
3重らせんペプチドは生体内での酵素分解に強く抵抗するため、生物活性を有する3重らせんペプチドは医薬品のリードとなりえる。本研究では、ランダムなアミノ酸配列を有する3重らせんぺプチドの分子集団(ライブラリ)を酵母内に構築し、そこからタンパク質に結合する3重らせんペプチドを選択するシステムを開発した。標的タンパク質を色素上皮由来因子、フォン・ウィルブラド因子、インテグリンα1β1およびα2β1に結合する3重らせんペプチドを本ライブラリから探索したところ、新規の結合ペプチドを複数得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに生物活性を有するペプチドの取得は、ファージディスプレイ法等を利用して構築されたランダムペプチドライブラリから多くなされてきた。生体内での易分解性を克服するために環状ペプチドライブラリが広く用いられてきたが、そのケミカルスペースに含まれる生物活性ペプチドは探索し尽くされた感がある。3重らせんのランダムペプチドライブラリの構築は新しいケミカルペースの探索を可能とするものであり、ペプチド創薬における新たしい展開を期待させるものである。
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