研究課題/領域番号 |
20K06184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
高木 基裕 愛媛大学, 南予水産研究センター, 教授 (70335892)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ドロアワモチ / Onchidium sp. A / 絶滅危惧貝類 / 保全 / 生態 / 生息環境 / 分類 |
研究開始時の研究の概要 |
腹足綱収眼目アワモチ科貝類のドロアワモチは内湾の干潟の一部に生息し、干潮時には干潟を匍匐、表面のデトリタス等を摂食し、満潮時には砂泥中に潜り込むとされる。本種は環境省または各自治体のレッドデータブック等に絶滅危惧種として記載されている。絶滅危惧種の保全において、保全対象種についての生息環境および生態の把握が重要であるが、ドロアワモチについては生息適地の環境や生態に関する研究は行われていない。本研究では、ドロアワモチ生息地における環境調査、生態・飼育観察および形態学的・遺伝学的解析を行い、ドロアワモチの生態および生息適地の環境条件について明らかにするとともに種の確定にむけた作業を行う。
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研究成果の概要 |
ドロアワモチは、4月から11月の干潟の干潮時に生息が確認され、摂餌行動は干潟の最干潮時の前の約2時間の間に個体数が最多となる傾向がみられた。同様の傾向が夜間にも見られ、雨天では活動する個体が減少した。ドロアワモチとジャコテンアワモチの内部形態を精査したところ、腸管の巻き方、雄性生殖器、歯舌ともに2種間に差異はみられなかった。ドロアワモチの飼育繁殖を試みたところ、卵塊の産出を確認した。卵の大きさは約160μmであり、卵塊中の卵数は約7800個度であると推定され、孵化幼生はベリジャー型であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腹足綱収眼目アワモチ科貝類のドロアワモチは内湾の干潟の一部に生息し、干潮時には干潟を匍匐、表面のデトリタス等を摂食し、満潮時には砂泥中に潜り込むとされる。本種は環境省または各自治体のレッドデータブック等に絶滅危惧種として記載されている。絶滅危惧種の保全において、保全対象種についての基礎的情報となる生息環境および生態の把握が重要であるが、ドロアワモチについては生息適地の環境や生態に関する研究は行われていない。本研究では、ドロアワモチ生息地における生態・飼育観察および形態学的・遺伝学的解析を行い、ドロアワモチの生態の解明および種の確定にむけた作業を行った。
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