研究課題/領域番号 |
20K06247
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40040:水圏生命科学関連
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研究機関 | 岡山理科大学 (2022) 国立研究開発法人水産研究・教育機構 (2020-2021) |
研究代表者 |
米加田 徹 岡山理科大学, 獣医学部, 准教授 (40597944)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 抗微生物性ペプチド / クルマエビ / ウイルス感染 / 抗ウイルス応答 / 抗LPS因子 / 抗微生物性ペプチド群 / 免疫応答 / 血清プロテオーム |
研究開始時の研究の概要 |
抗ウイルス応答に関連する抗微生物性ペプチド群の遺伝子同定し、これらの測定系を構築する。病原体感染時におけるこれらの遺伝子の挙動あるいは局在を明らかにする。 また、これらの抗微生物性ペプチド群の産生誘導機構に関与する遺伝子群を特定するために、当該因子投与時の網羅的な遺伝子発現を解析する。 発現に変動が見られた遺伝子を抑制後にペプチド群の産生量を測定し,産生機構に関連する遺伝子を特定する。
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研究成果の概要 |
クルマエビの血リンパ液中に存在する抗ウイルス応答関連因子のうち、抗微生物性ペプチド群の挙動を把握することを目的として、その因子の特定や検出系の構築を試みた。抗ウイルス応答を誘導させたクルマエビの血リンパ液を採取し、限外ろ過カラムにより多含有タンパク質を除去したのち、質量分析や遺伝子解析により抗微生物性ペプチド群の検出を試みたところ、C型リゾチームや複数種の抗LPS因子が検出された。抗ウイルス応答時に、いずれの因子も発現量の増加が認められたことから、ウイルス感染時に当該因子群が重要な役割を担っていると推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エビ類の養殖では様々なウイルス病が蔓延しており、一刻も早い防除対策が世界的に望まれている。このような疾病の被害を未然に防ぐために、免疫賦活剤や感染防除対策に関する研究開発が行われている。このような研究の中で、エビ類の抗ウイルス免疫能を向上させる物質が発見されてはいるが、その作用機序は不明なままである。このような免疫賦活剤の実用化を進めていく上でも、その作用機序の解明が望まれている。
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