研究課題/領域番号 |
20K06719
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44040:形態および構造関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
徳元 俊伸 静岡大学, 創造科学技術大学院, 教授 (30273163)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ステロイド膜受容体 / 卵成熟 / 排卵 / ゲノム編集 / スクリーニング法 / 天然活性物質 / 遺伝子発現 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、これまでに研究代表者らが主に魚類を材料に進めてきた卵成熟・排卵の誘導機構に関する研究を発展させる。特にステロイドホルモンの新規受容体であるステロイド膜受容体群について、グルココルチコイド膜受容体(mGCR)の新規同定を目指す他、これまでに同定されている膜受容体についてそれらの機能をノックアウトゼブラフィッシュ系統群を作出することで明確にする。機能解析のツールとして新規膜受容体リガンドのアッセイ法を開発し、天然ホルモン活性物質の同定に応用する。さらに生体アッセイ法を使って選択した排卵誘導遺伝子群の同定についてもノックアウトゼブラフィッシュ系統群の表現型解析を進める。
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研究成果の概要 |
ステロイド膜受容体mPRの一部の変異系統で発生異常を示すものが得られた。今後、詳細な表現型解析を進める。排卵誘導遺伝子については明確な排卵特異的発現を示す、排卵誘導遺伝子候補3遺伝子が選択でき、これらの表現型解析を進め論文発表できた。 ステロイド膜受容体mPR分子をグラフェンQドットナノ粒子にmPRを結合させたナノ粒子(mPRα-GQD)を調製し、プロゲステロン特異的な反応性を得ることに成功した。海藻ウミウチワの分泌する天然ホルモン活性物質、2種類についてHPLCによる精製に成功し、mPRα-GQDを用いたアッセイでmPR反応性を示す物質であることが確かめられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ステロイド膜受容体mPRの個体レベルでの機能証明ができれば、ステロイド膜受容体の研究は世界的に広がることが予想され、ステロイドホルモンのノンゲノミック作用の理解が深まることにより医学、薬学応用へ繋がることが期待される。そこでCRISPR/Cas9法により作出した遺伝子破壊系統の表現型解析により、機能証明を進める必要がある。研究代表者らが開発した新規卵成熟・排卵誘導法を用いて選択した排卵誘導遺伝子群についてもゲノム編集魚を用いて同様の解析を進める。排卵誘導機構が解明されれば排卵障害による不妊の問題への対処法のヒントを与えることも期待される。
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