研究課題/領域番号 |
20K06758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45010:遺伝学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
脇田 幸子 三重大学, 医学部, 技術員 (20782981)
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研究分担者 |
原 万里 三重大学, 医学部, 教務職員 (30176383)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エクソソーム / 遺伝子編集 / iPS / iPS細胞 / 小核 / トリソミックレスキュー / ダウン症 |
研究開始時の研究の概要 |
エクソソームドラッグデリバリーシステムを利用した後天的トリソミックレスキュー法を構築する。ダウン症候群(DS)における知的障害を改善させることが最終目的であるが、本課題では申請者らが作製中である21番染色体消去プラスミドにおいてトリソミックレスキュー効率を上げるための改良ならびにエクソソーム内封入方法の確立を行う。また、そのプラスミドを搭載したエクソソームがin vitroおよびin vivoの系においてDS由来iPS細胞のトリソミックレスキューを誘導出来るか否かを検証する。
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研究成果の概要 |
エクソソームドラッグデリバリーシステムを利用した後天的トリソミックレスキュー法を構築することを目標に実験を行った。しかし、エクソソームの大量精製に時間を要し、エクソソームデリバリーシステムの確立までは至っていない。 21番染色体消去プラスミドの改良を重ねた結果、長腕側テロメア付近の13ヵ所のgRNAを連結したCRISPR-Cas9プラスミドで最も効率が高かった(約17%)。さらにdCasに載せ替えたプラスミドを作製したところ、染色体除去率は約4%と低下した。dCasを使用して染色体除去を惹起するためには更なる改良が必要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
後天的トリソミックレスキュー法の構築が確立されれば、染色体数的異常による合併症の根本的治療への足掛かりになると考えられる。本研究では、CRISPR/Casを用いたアレル特異的染色体消去法の改良を行い、効率の高いプラスミドを作製した。今後切断を伴わないアレル特異的染色体消去法の構築に繋がると期待される。
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