研究課題/領域番号 |
20K07109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 京都薬科大学 |
研究代表者 |
中村 誠宏 京都薬科大学, 薬学部, 准教授 (20411035)
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研究分担者 |
小川 慶子 立命館大学, 薬学部, 助教 (20844278)
中嶋 聡一 近畿大学, 薬学総合研究所, 研究員 (50724639)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 抗単純ヘルペスウイルス / アシクロビル / 機械学習 / 活性判別モデル / 副作用軽減 / トリテルペン配糖体 / ginsenoside / piperine / アシクロビルリン酸化酵素 / トリテルペン / piperine 誘導体 / 相乗効果 / チミジンキナーゼ / 構造的特性 / クマリン / スピロオキシインドール / チオピラノン誘導体 / 構造活性相関 / 単純ヘルペスウイルス / 抗ウイルス薬 / 天然由来化合物 |
研究開始時の研究の概要 |
脳炎、角膜炎など様々な疾患を引き起こす単純ヘルペスウイルス(HSV)感染症の治療薬として核酸誘導体のアシクロビルは有用である。しかし、腎機能障害などの疾患を持っている場合、精神神経症状など重篤な副作用が発現することがある。本問題を解決するために、アシクロビルとの併用によりその効果を増強させる抗HSV薬の開発が必要となる。本研究では、①薬用植物・食品成分探索、誘導体合成、②アシクロビルとの併用による抗HSV活性試験、作用機序解析、③データ解析や機械学習などによるケモインフォマティクス研究を協奏的に実施し、アシクロビルリン酸化酵素制御に基づくアシクロビルとの併用による抗HSV薬の開発を目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では、薬用植物を素材とした有効成分探索、誘導体合成およびケモインフォマティクス研究を組み合わせて、アシクロビルリン酸化酵素制御などによりアシクロビルの抗単純ヘルペスウイルス(HSV)作用を増強させる化合物の開発を行うことを目的とする。本研究成果として、トリテルペンの抗HSV活性判別モデルを作成するとともに、一部のトリテルペン配糖体が、アシクロビルとの併用によりアシクロビルの抗HSV-1作用を増強させる効果があることを見出した。また、コショウ属植物成分piperineが、ウイルスが感染すると形成されるプラークの数を増加させることが分かり、HSV-1を活性化させる可能性があることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、トリテルペン類の抗単純ヘルペスウイルス(HSV)活性の判別モデルを作成するとともに、トリテルペン配糖体がアシクロビルとの併用により、アシクロビルの抗単純ヘルペスウイルス(抗HSV-1)作用を増強させる効果があることを見出した。さらに、コショウなどのコショウ属植物に含有する辛味成分piperineがHSV-1を活性化させる可能性があることを見出した。本研究成果は、アシクロビルの副作用軽減薬の開発に貢献でき、社会的な意義があると同時に学術的にも意義がある。
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