研究課題/領域番号 |
20K07115
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
大手 聡 北里大学, 薬学部, 講師 (00547979)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 天然物 / 軟骨分化 / 変形性関節症 / スクリーニング / ケミカルバイオロジー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では微生物資源を対象に軟骨分化を促進する低・中分子化合物(機能分子)を探索し、その作用機序解析を行う。このような機能分子は、標的因子の解析からの新規創薬標的の提供、軟骨分化の分子機構の解明、さらには変形性関節症の治療薬リード化合物へと発展することも期待できる。本研究により、新たな軟骨分化促進機能分子を発見し、その標的因子と作用機序が明らかとなれば、依然として謎だらけの軟骨分化の分子機構の解明と、軟骨分化促進薬の開発へと発展することが期待できる。
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研究成果の概要 |
本研究では、軟骨分化を誘導する化合物による変形性関節症の治療薬リード化合物提供を目指し、軟骨分化を評価する細胞評価系の検討と、微生物資源を対象とした軟骨分化を促進する低・中分子化合物の探索を行った。軟骨細胞として汎用されるATDC5細胞に加え、マウス肢芽由来細胞株MLB13MYC clone14細胞を導入し、評価系を構築した。構築した評価系を用い、微生物資源を対象にスクリーニングを行い、真菌由来化合物3種に軟骨分化促進活性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟骨分化を誘導するという新しいメカニズムによる変形性関節症の治療薬リード化合物の提供を目指し、微生物資源を対象にスクリーニングを行った結果、3種の活性化合物を単離・同定した。これらの化合物が軟骨分化を促進するという報告は過去になく、初めての知見であった。今後、これら化合物の詳細な作用機序の解析などから、新たな変形性関節症治療薬リード化合物としての展開が期待される。
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