研究課題/領域番号 |
20K07478
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松田 重輝 大阪大学, 微生物病研究所, 准教授 (30506499)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 腸炎ビブリオ / Ⅲ型分泌装置 / 遺伝子発現制御 / 発現調節 / 遺伝子発現 / III型分泌装置 |
研究開始時の研究の概要 |
食中毒原因細菌である腸炎ビブリオの主要な病原因子であるIII型分泌装置の遺伝子発現は、胆汁酸の存在などの腸管感染環境条件に応答して変動する。本研究ではこのような腸炎ビブリオIII型分泌装置の発現制御について、RNAシャペロンを介したRNA制御の観点からその分子メカニズムおよびネットワークを解き明かし、腸炎ビブリオの腸管感染環境に応答したIII型分泌装置の発現制御メカニズムの全容に迫ることを目指す。
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研究成果の概要 |
腸炎ビブリオは魚介類媒介性食中毒の代表的な原因菌として知られている。本菌は本来海洋に生息しており、感染時には宿主の腸管環境に適応して主要な病原因子であるⅢ型分泌装置の遺伝子発現は制御している。本研究ではⅢ型分泌装置の発現制御における複層性、RNA制御の寄与、温度・塩濃度依存的な発現オンオフ機構を明らかにし、腸炎ビブリオⅢ型分泌装置遺伝子群の発現制御ネットワークの全体像の理解につながるものとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病原細菌は感染を成立させるために様々な病原因子を産生するが、自身の環境に合わせてその適切な発現制御が求められる。本研究は主要な食中毒菌である腸炎ビブリオの病原因子であるⅢ型分泌装置の発現制御について、従来の転写制御因子による転写調節応答からの理解に加えてRNA制御の寄与などを明らかにしたことで、T3SS発現制御の仕組みの統合的な理解を進展させ、腸炎ビブリオの病原性発揮メカニズムの全容解明に資するものである。
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