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安定化ポリメラーゼを用いた新規B型肝炎ウイルス複製系によるウイルス増殖機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K07515
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49060:ウイルス学関連
研究機関広島大学

研究代表者

坂口 剛正  広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (70196070)

研究分担者 東浦 彰史  広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (90598129)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードB型肝炎ウイルス / ポリメラーゼ / センダイウイルス / プレゲノムRNA / HBV / HBVプレゲノム / 安定化HBVポリメラーゼ / プレゲノム / ウイルス複製
研究開始時の研究の概要

B型肝炎ウイルス(HBV)のプレゲノムRNAを発現する組換えセンダイウイルスを作製し、培養細胞に感染させることで、HBVを複製させる。このことからHBV複製および粒子形成を詳細に検討する。培養細胞による違いを検討することでHBV複製のための宿主因子を検討する。また、開始点が異なるプレゲノムRNAを用いる場合には、HBV複製のためにHBVポリメラーゼをトランスに供給する必要がある。このことからポリメラーゼの機能解析を行う。

研究成果の概要

B型肝炎は深刻な公衆衛生問題である。我々はB型肝炎ポリメラーゼにタグを付加すると安定化することを見出した。これを利用して、HBVのプレゲノムRNAを発現するセンダイウイルスとポリメラーゼ発現プラスミドを用いて、ゲノムDNAを増幅するシステムを開発したが、HBVの完全な複製は観察されなかった。また、HBVポリメラーゼのセンダイウイルスあるいはExpi293細胞を使った大量発現やタンパク質結晶化も達成できなかった。HBVポリメラーゼの安定化が不十分であり、本研究の成果は限定的であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

SeV-pgRNAとHBVポリメラーゼを用いた系で、SeVの広い宿主域からHBVの肝由来細胞特異的増殖のための因子が明らかになると考えられる。また、これらを改変してSeVのみでHBV増殖が起こせるようになれば、免疫が正常なマウスに投与して肝炎の研究を行うことができる可能性がある。さらにHBVのポリメラーゼの立体構造の解明によって酵素としての作用メカニズムが正確に明らかになれば、ポリメラーゼを標的とした薬剤の開発に資する。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Roles of peptidyl prolyl isomerase Pin1 in viral propagation2022

    • 著者名/発表者名
      Kanna M, Nakatsu Y, Yamamotoya T, Encinas J, Ito H, Okabe T, Asano T, Sakaguchi T.
    • 雑誌名

      Front Cell Dev Biol.

      巻: 10 ページ: 1005325-1005325

    • DOI

      10.3389/fcell.2022.1005325

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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