研究課題/領域番号 |
20K07599
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
村木 克彦 愛知学院大学, 薬学部, 教授 (20254310)
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研究分担者 |
鈴木 裕可 愛知学院大学, 薬学部, 講師 (00581026)
波多野 紀行 愛知学院大学, 薬学部, 講師 (50454319)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Piezo / 伸展刺激 / 種差 / 分子構造 / がん / PIEZO / cancer cells / mechanosensitive / ion channel |
研究開始時の研究の概要 |
機械刺激は、生体内で発生する様々な力圧刺激時に関わる刺激であり、その多様性と応答 反応の解析の困難さから、理解が進んでいない。最近、機械刺激の受容に関わるPIEZOチャ ネルが同定され、その機能が解明されつつあるが、病態との関わりに関する検討は不十分で ある。申請者らは、最近、複数のヒトがん細胞において、PIEZOチャネルが機能発現してい ることを発見した。そこで核心をなす学術的問いとして、「機械刺激は、PIEZOチャネルを 介してがん細胞に何をもたらすのか」を掲げ、本研究課題を実施する。
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研究成果の概要 |
3年間の研究成果で、Piezo1に関する解析は順調に進めることができた。とくにPiezo1の詳細な3次元構造データが公表 され、種差を基にしたPiezo1タンパク中の重要なアミノ酸の同定が可能になったことは大きい。このデータと本成果から、gPiezo1の構造中に伸展刺激を増幅する可能性のある構造ドメインを見出した(ICMSで発表)。一方、Piezo2のクローニングに関しては、まだ成功しておらず、今後も作業を継続する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Piezo1の詳細な3次元構造データが公表され、種差を基にしたPiezo1タンパク中の重要なアミノ酸の同定が可能になった。この構造データと本成果から、gPiezo1の構造中に伸展刺激を増幅する可能性のある構造ドメインを見出した(ICMSで発表)。この領域ががん性疼痛の受容機構に関係するか検討することは、臨床的にも大きな意義があると考えている。
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