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アセチルコリン受容体部位特異的自己抗体産生による重症筋無力症モデルマウスの作成

研究課題

研究課題/領域番号 20K07766
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分51030:病態神経科学関連
研究機関東邦大学

研究代表者

紺野 晋吾  東邦大学, 医学部, 准教授 (50459765)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード重症筋無力症 / AChR α subunit / 実験的重症筋無力症モデル / myasthenia gravis
研究開始時の研究の概要

重症筋無力症は、神経筋接合部分子のアセチルコリン受容体に対する自己抗体産生により発症する。抗アセチルコリン受容体抗体の抗体価は必ずしも重症度と比例しないが、アセチルコリン受容体α1 サブユニットのN末端外側部にある主要免疫原性領域に対する自己抗体の抗体価は重症度と関連する。In vivoで主要免疫原性領域に対する自己抗体を産生するモデル動物を作製し、臨床症状と免疫動態を検証しヒト疾患モデルとしての有用性を検証する。

研究成果の概要

B57BL6/Jマウスにアセチルコリン受容体α1サブユニットの主要免疫原性領域に相当するペプチドとアジュバントで免疫した. 免疫に使用したペプチドおよびアセチルコリン受容体α1サブユニットの組換え蛋白質に対する抗体は、免疫8週間後のマウスの血清中に検出された。免疫の前後で、免疫グロブリンのサブタイプIgG1、IgG2b、IgG2c、IgG3がそれぞれ増加した。ヒトアセチルコリン受容体抗体を含むIgG1画分に相当するIgG2cは、有意に増加した。腓腹筋のアセチルコリン受容体α1サブユニットの減少傾向が観察されたが、臨床的な衰弱は観察されなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

このヒト重症筋無力症の病態に関連した動物モデルの作成は医学研究において重要な意義を持つ。マウスにアセチルコリン受容体α1サブユニットに対する抗体を免疫することで、免疫グロブリンの特定のサブタイプの増加やアセチルコリン受容体α1サブユニットの減少が観察された。これはヒト重症筋無力症の病態に関連する特徴的な免疫反応を再現した可能性を示唆する。このような動物モデルの作成と研究は、ヒト重症筋無力症の病態や免疫メカニズムの解明に寄与し、新しい治療法や予防策の開発につながる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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