研究課題/領域番号 |
20K07841
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
木村 孝穂 群馬大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (90396656)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | exercise / lipid metabolism / lipoprotein lipase / glucose metabolism / aging / 運動療法 / 脂質代謝 / 糖代謝 / 体組成 / 中性脂肪 / リポタンパクリパーゼ / LPL / GPIHBP1 / HTGL / 有酸素療法 / レジスタンス運動 / 中高年 / 中高年者 / 有酸素運動 / リパーゼ / サルコペニア / 動脈硬化 |
研究開始時の研究の概要 |
研究対象者に文書と口頭で丁寧に研究内容の説明を行い、研究同意の得られた者のみを対象者として慎重に検体採取を進めていく。運動療法開始時に体組成(身長、体重、骨格筋量、体脂肪量)を測定し、採血を行う。有疾患者の体組成測定と採血は運動療法開始時から6ヵ月後まで2ヵ月おきに実施する。健康増進目的の場合は運動療法開始時と6ヵ月後の2回とする。脂質は採血時に測定し、残余検体は-80℃で凍結保存する。検体が合計80検体となったところでLPL、GPIHBP1ならびにHTGLの測定を実施する。
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研究成果の概要 |
本研究協力者として28人が登録し、13人が6か月間の運動量を終了した。運動療法は厚生労働大臣認定の運動型健康増進施設で健康運動指導士の指導の下実施した。運動療法で体脂肪量が減少し骨格筋量が増加した。糖代謝マーカーと脂質代謝マーカーは運動療法後に減少傾向を認めたが統計学的な有意差を認めなかった。リポタンパクリパーゼ(LPL)とアディポネクチンは運動後に増加傾向を示したが有意差を認めなかった。6か月間の運動療法の運動量と関係なく体脂肪量は減少し骨格筋量は増加した。血中の糖代謝や脂質代謝マーカーの変化と実施した運動療法の運動量との関連について解析を継続している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内では急速に進行する高齢化と動脈硬化性疾患の増加への対応が喫緊の課題である。本研究は中高年者を対象とした運動療法が糖・脂質代謝に与える影響を明らかにすることが目的である。60歳前後の女性が週に1回以上、運動療法施設で健康運動指導士の指導の下、有酸素運動とレジスタンス運動を6か月間実施することで体脂肪が減少し、骨格筋量が増えることが明らかになった。血中の脂質・糖代謝マーカーの変化と運動量との関係については統計学的な変化を認めるには一定以上の運動量が必要と考えられる。本研究成果により個人レベルで糖・脂質代謝改善目的に必要な運動量がどのようなものかを明らかにし、社会の健康増進への貢献が期待できる。
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