研究課題/領域番号 |
20K07871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 秀一郎 札幌医科大学, 医学部, 講師 (90532929)
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研究分担者 |
下濱 俊 札幌医科大学, 医学部, 名誉教授 (60235687)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | パーキンソン病 / 免疫細胞 / 老化 / 神経炎症 / ニコチン性アセチルコリン受容体 / モデル動物 |
研究開始時の研究の概要 |
6-OHDA導入パーキンソン病モデルラットにおいていつ血管内免疫細胞が脳内移行するのか、どの免疫細胞が病態形成を進めるのかを神経細胞死と形態変化を指標に解析しヒト骨髄間葉系幹細胞(hBM-MSC)の投与下における神経保護メカニズムを解明する。 1)X線照射ラットにGFP骨髄細胞と脾細胞を移植してGFP骨髄キメララット作製し更に6-OHDAを片側線条体に投与する。 2)メタンフェタミンを用い回旋運動を確認しPDモデルの確認した上でhBM-MSCをを静脈内投与する。 3)同ラットの脳組織を還流固定しその神経保護効果に関して線条体、中脳黒質における神経変性、グリア活性化、免疫細胞の動態に着目し解析する。
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研究成果の概要 |
パーキンソン病における末梢血免疫担当細胞の病態への関与を明らかにするため6-OHDA線条体導入PDラットを用いた検討を行った。遺伝子プロファイルが重複するMGと末梢マクロファージを識別可能にするため6-OHDA線条体導入GFP骨髄キメラPD ラットを作成した。本ラットはこれまで報告されていたPDラットと同様の行動薬理学的特性を示し、6-OHDA投与2週目から全て1分間あたり7回転以上の回転数を示した。同ラットの患側中脳黒質領域においてにおけるGFP陽性細胞は1週間目をピークに漸減し1ヶ月後にはほぼ認めなくなっており、α7nAChR刺激への治療介入には治療可能時間域がある可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PDに限らず神経変性疾患の原因は当然神経やグリアにあるとされ研究が進められてきたが、本研究の特色として PDの病態形成を血管内の免疫細胞に着目し原因を探索することがあげられる。PDに関しては未だに根本治療のみならず進行を遅らせる疾患修飾薬も開発されていない現状がありこれまでとは異なった視点からの取り組みに学術的な意義がある。 本研究で得た新知見によりPD発症 前の血液バイオマーカーの発見や発症予防や早期治療の開始時期が提言できる可能性がある。本研究の着眼点と研究手法が神経変性疾患だけでなく、他の加齢性疾患の病態解明にも応用され、免疫細胞の関与が発見される可能性もあり重要な意義があると考える。
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