研究課題/領域番号 |
20K07982
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
山口 奈緒子 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (50380324)
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研究分担者 |
岡田 尚志郎 愛知医科大学, 医学部, 教授 (40203989)
呉 ユー秋 愛知医科大学, 医学部, 助教 (40717154)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ストレス / 交感神経系 / カテコールアミン / 視床下部室傍核 / コルチコトロピン放出因子 / CRF / 室傍核 |
研究開始時の研究の概要 |
過剰なストレス応答は、うつ病などストレス関連疾患の発症の契機となりうる。私たちはこれまで、交感神経系活性化の脳内調節機構を解析してきた。その過程で、コルチコトロピン放出因子(CRF)を起点とする脳内経路がストレス応答の異常な持続に関与する可能性が示唆されたが、その詳細は未だ不明である。本研究ではストレスモデルラットを用いて、CRF関連経路とその調節因子がストレス応答の持続に及ぼす影響を明らかにする。
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研究成果の概要 |
過剰かつ持続するストレス応答は、うつ病などのストレス関連疾患の発症の契機となりうる。私たちはこれまで、交感神経反応の持続に脳内のコルチコトロピン放出因子(CRF)が重要であり、CRFによる交感神経系活性化にプロスタノイドが関与することを明らかにしてきた。 本研究では、急性および慢性のストレス負荷時の交感神経反応について検討し、急性および慢性ストレスにより異なる交感神経反応が起こること、その違いに脳内プロスタノイドが関与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストレス反応は本来、生体の防御機構である。しかし、過剰なストレス反応はストレス不適応をもたらし、さらにはうつ病などのストレス関連疾患の発症の契機ともなりうる。このような過剰かつ持続するストレス反応をもたらす脳内の調節機構については、交感神経反応制御の観点では未だ不明な点も多い。 本研究の成果から、ストレス強度による交感神経反応の違いや脳内調節に関与する因子についての知見が得られた。ストレス応答の調節メカニズムに関する基礎的知見蓄積の一助となり、将来的にストレス関連疾患の予防・治療法の開発に繋がると考えられる。
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