研究課題/領域番号 |
20K07988
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大田 英揮 東北大学, 病院, 教授 (40586905)
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研究分担者 |
後岡 広太郎 東北大学, 大学病院, 特任准教授 (20598411)
河野 淳 神戸大学, 医学研究科, 特命准教授 (20574388)
西井 達矢 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (20749345)
北川 覚也 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (50378353)
城戸 輝仁 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50403837)
山田 祥岳 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60383791)
富澤 信夫 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60728509)
真鍋 徳子 自治医科大学, 医学部, 教授 (70463742)
尾田 済太郎 熊本大学, 病院, 准教授 (80571041)
立神 史稔 広島大学, 病院(医), 講師 (90411355)
堀井 陽祐 新潟大学, 医歯学系, 助教 (90464015)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 冠動脈 / CT / 画像再構成 / 冠動脈疾患 / 冠動脈CT / 多施設前向き試験 / 予後解析 |
研究開始時の研究の概要 |
近年,CT装置の発展に伴い,従来法の冠動脈CT撮影法と比較して,より低被曝で撮像できる,逐次近似法を用いた冠動脈CT検査が臨床に導入されてきた.しかし,新たなCT検査法が,従来の方法と比較して,患者の診療に同等の価値を与えているかどうか,明確なエビデンスが不足している. 本研究では,従来の冠動脈CT検査法と新たな検査法を比較して,その後の患者の診療の流れ,および臨床的な転帰を比較検討する.本研究は国内多施設が参加する無作為化比較試験である.
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研究実績の概要 |
近年,CT装置の発展に伴い,従来法であるフィルター逆投影(FBP法)より低被曝で撮像できる,逐次近似法(IR法)を用いた冠動脈CT検査が臨床に導入されてきた.しかし,患者の臨床転帰に対する影響については,撮像法を比較検討したデータが不足している. 本研究は,IR法がFBP法と比較して,患者の短期臨床転帰を有意に変えることがないことを明らかにするための,国内多施設が参加する無作為化比較試験である.本研究により「IR法は,患者の短期臨床転帰を変えることなく,冠動脈CTの低被曝化を可能である」ことを示し,低被曝CT検査の標準化を図ることができる.本研究では狭心症患者を対象とし,従来の方法であるフィルター逆投影法を用いた冠動脈CT検査と比べた場合の,逐次近似再構成法を応用した低被曝冠動脈CT検査について,以下の2 点を国内多施設で前向きに評価する. 1.登録から90 日内に,侵襲的カテーテル検査(ICA; invasive coronary angiography)を行い,有意な狭窄病変を認めなかった患者の割合を主要評価項目とし,低被曝冠動脈CTの診療への影響を評価すること. 2.逐次近似再構成法を応用した低被曝冠動脈CT検査が画像解析法に与える影響について,臨床的に有益な情報を発信すること. 2022年度は,昨年度に引き続き統括施設の東北大学及び,分担施設で実施許可を取得し,各施設で症例登録を行った.症例登録を継続中である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度はCOVID-19の蔓延による診療制限と,病院としてのCOVID-19対応により,症例登録が出来なかった.2021年度は,2022年度は症例登録を進めているところであるが, 2020年度の影響により,進捗はやや遅れている.
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今後の研究の推進方策 |
前年度に引き続き症例登録を継続していく.
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