研究課題/領域番号 |
20K07996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
勝井 邦彰 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (30509419)
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研究分担者 |
久保 寿夫 岡山大学, 大学病院, 助教 (90726928)
大川 七子 (小河七子) 岡山大学, 大学病院, 助教 (70803633)
吉尾 浩太郎 岡山大学, 医歯薬学域, 講師 (70623297)
杉山 聡一 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (50898567)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 放射線治療 / 放射線肺臓炎 / 放射線肺炎 / 局所進行肺癌 / 根治的化学放射線療法 / 高精細CT / 遺伝子多型 |
研究開始時の研究の概要 |
肺癌への放射線治療での有害事象の代表が放射線肺臓炎である。免疫チェックポイント阻害薬であるDurvalumabは肺癌の予後を延長するがRP出現により使用困難となるためその管理はさらに重要である。①最新の超高精細CTにて形態解析と定量解析を行い②日本人での一塩基多型(SNP)を検出することで、早期診断と放射線治療パラメータなど従来のリスク因子以外の新しいRPリスク因子を確立することをを目標としている。本研究により、RPへの早期対応や発生低減によるRPの非重症化を通じて、免疫チェックポイント阻害剤の導入による原発性肺癌患者の生存率向上につながることが期待される。
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研究実績の概要 |
肺癌の症例に関して、過去の症例のレビューを中心に解析と論文化を進めた。 本研究に直接影響・関連すると思われるCT画像以外の放射線肺炎の予測因子や予後因子についてデータ解析を後ろ向きの研究で進めた。その結果高齢者の定位照射症例の予後検討を行い、放射線肺炎によるグレード5症例を認め、高齢者においても放射線肺炎の管理や事前の予測がが重要であることを確認した。 生命予後因子についても解析を行い、PET画像やサルコペニアとの相関を明らかにした。放射線治療に関して、緩和的な線量にとどまった症例においての予後を解析した。解析により緩和的な線量での治療症例は、病状悪化は、原病によるものがほとんどで放射線肺炎の解析対象とはなりにくいことを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
III期肺癌で根治的化学放射線療法の症例が少ないこと、機器入れ替えの影響で集積が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
対応疾患を縦郭リンパ節転移、食道癌に広げることを検討する。
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