研究課題/領域番号 |
20K08081
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
室田 真希子 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (90437666)
|
研究分担者 |
久冨 信之 香川大学, 医学部, 准教授 (20552045)
山本 由佳 香川大学, 医学部, 准教授 (30335872)
西山 佳宏 香川大学, 医学部, 教授 (50263900)
石村 茉莉子 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (60730348)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | PET / CT / 間質性肺炎 / 肺癌 / 術後急性増悪 / FDG-PET / 間質性肺炎急性増悪 |
研究開始時の研究の概要 |
間質性肺炎合併肺癌では術後の間質性肺炎急性増悪が問題となり致死的である。近年、間質性肺炎合併肺癌術後の急性増悪に関する7つのリスク因子が明らかになってきた。リスク因子の一つがCTのUIPパターンである。一方、術前に病期診断として腫瘍や炎症におけるFDG-PET検査も行われ、糖代謝の活動性が評価出来、CTとは異なるアプローチが可能である。本研究の目的は、FDG-PET/CT検査における急性増悪の指標となる解析方法の検討を計画し、間質性肺炎合併肺癌の術後急性増悪の指標としてFDG-PET/CT検査の有用性の検討、及び従来の方法と比較して予測診断能の向上を検討することである。
|
研究成果の概要 |
間質性肺炎合併肺癌術後の間質性肺炎急性増悪において発症リスク予測のリスク因子の一つがCTのUIPパターンである。本研究では肺癌術前検査として行われるFDG-PET/CT検査においても急性増悪の指標となり得るのではないかと考え解析方法を考案した。 本研究では間質性肺炎を合併した肺癌の術前検査において、胸部CTでの間質性肺炎パターン、及びFDG PET/CTのFDG集積の指標と、臨床的指標、間質性肺炎急性増悪の有無を観察した。SUV値と%Dlcoが相関することが観察されたが、フラクタル次元に関しては臨床的指標との相関は認められなかった。急性増悪に関しては1例だけであり詳細な検討は困難であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では胸部CTでの間質性肺炎UIPパターンにおけるFDG PET/CTのSUV値と%DLcoが相関することが観察され、臨床的指標の予測に有用であることが示唆された。間質性肺炎のFDG-PET集積におけるフラクタル解析を行ったのは初の試みであり、より高次のテクスチャ解析を進める足掛かりとなると考える。
|