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心臓マクロファージ機能に着目し新たな拡張不全治療アプローチを開発する

研究課題

研究課題/領域番号 20K08418
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関自治医科大学

研究代表者

武田 憲彦  自治医科大学, 医学部, 教授 (40422307)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード心臓病 / 線維化 / マクロファージ / 心不全 / 心臓 / 血管 / 炎症 / リモデリング
研究開始時の研究の概要

近年の高齢化に伴い収縮能の保持された心不全(いわゆる拡張不全)が増加している。心筋組織の過剰な線維化はその主な病態の一つであるが、現在も有効な治療法は存在しない。本研究は心線維化部位に集積する炎症細胞、マクロファージの役割に注目する。これまでの研究で炎症惹起型M1-マクロファージが心臓線維芽細胞を不活化することを見出している。本研究ではマクロファージが心臓線維芽細胞を不活化する分子機構を明らかにし、更にその治療応用を目指す。

研究成果の概要

心臓はポンプとして収縮と拡張を繰り返すことで全身に血液を駆出しているが、その機能が低下すると心不全と呼ばれる致死的病態が引き起こされる。特に心臓線維化は心臓の拡張機能を低下させ、また不整脈の原因となることから、その病態に深く関わっていると考えられている。しかしながらなぜ心臓が過剰に線維化するのか、その原因は未だ明らかではない。本研究では心臓に集積する炎症細胞であるマクロファージに着目し、心臓線維化の病態解明に取り組んだ。培養細胞を用いた解析から、心臓線維化を抑制する可能性があるサイトカインの絞り込みを行うことが出来た。今後は個体レベルでの解析が期待される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では心臓に集積する炎症細胞であるマクロファージに着目し、心不全、心臓線維化の病態形成に関わる炎症性サイトカインの探索を行った。その結果、心臓線維化を抑制する可能性のあるサイトカイン候補を抽出することが出来た。引き続き様々な病態モデルを用いた解析を行うことで、心臓線維化の病態における炎症性サイトカインの役割を明らかにしていくことができると考えられる。これらのアプローチにより、心臓線維化、心不全に対する新たな治療標的の同定および診断マーカーの確立へと展開できると期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] The roles of HIF-1α signaling in cardiovascular diseases2023

    • 著者名/発表者名
      Sato Tatsuyuki、Takeda Norihiko
    • 雑誌名

      Journal of Cardiology

      巻: 81 号: 2 ページ: 202-208

    • DOI

      10.1016/j.jjcc.2022.09.002

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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