研究課題/領域番号 |
20K08503
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
眞崎 暢之 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 集中治療部, 准教授 (00364795)
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研究分担者 |
足立 健 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 内科学, 教授 (50231931)
高瀬 凡平 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 集中治療部, 准教授 (50518214)
井戸 康夫 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 内科学, 助教 (50814133)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 血管内皮細胞 / O-GlcNAc / Palmitic acid / 血管内皮機能 / 動脈硬化 / 血管 / O-GlcNAc / パルミチン酸 / 糖尿病 / 血管内皮機能障害 |
研究開始時の研究の概要 |
O-GlcNAcの前駆体である糖代謝ヘキソサミン経路の最終産物のUDP-GlcNAcは、糖(Glc)、アミノ酸(N)、脂肪酸(Ac)、核酸(UDP)から分子を構成され、栄養状態のセンサーといわれている。我々は血管内皮細胞への脂肪酸負荷でパルミチン酸のみが著しくO-GlcNAc修飾を上昇させることを発見した。これはパルミチン酸由来のアセチルCoAの増加以外に、ヘキソサミン経路の酵素が影響を受けて細胞内のO-GlcNAc接着が増加、または、分解が低下している可能性がある。よって、本研究ではパルミチン酸負荷時のヘキソサミン経路の制限酵素のタンパク /mRNAレベルの増減について十分な検証を行う。
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研究成果の概要 |
1.パルミチン酸投与方法: パルミチン酸投与後のO-GlcNAc修飾はダイナミックに変化し、5時間後にピークを迎え、24時間経つと消失した。 2.O-GlcNAc修飾蛋白の網羅的解析: ラベリングによる新しい方法によるO-GlcNAcで免疫沈降プロファイリングを行った。臍帯血管内皮細胞を、通常グルコース(5mM)、高グルコース(30mM)、高グルコース+パルミチン酸負荷(100mM、5時間)、ThiametG(1μM)の条件で48時間培養し蛋白抽出後に分析に提出している。 3.患者の血管内皮細胞の採取:心臓バイパスグラフトの余剰断端から採取する方法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病性血管障害は高脂血症が加わるとさらに悪化する可能性があるが、明らかな機序はわかっていない。今回の研究ではパルミチン酸による細胞毒性が高血糖に加わることで、細胞のグルコサミン修飾(O-GlcNAc)が変化して悪化につながる可能性について研究を行った。パルミチン酸でどのような蛋白がO-GlcNAc修飾をうけるのか解析している段階である。
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