研究課題/領域番号 |
20K08629
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
細島 康宏 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任准教授 (50464003)
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研究分担者 |
斎藤 亮彦 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任教授 (80293207)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | メガリン / 近位尿細管 / 糖尿病 / 糖尿病性腎臓病 / エンドサイトーシス / バイオマーカー / SGLT2阻害薬 / 尿中バイオマーカー |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病性腎臓病(diabetic kidney disease: DKD)は透析導入の原因疾患の第一位を占め、社会的にも大きな問題の1つであり、その早期診断と予後予測における新しいバイオマーカーの開発が求められている。細胞外ドメイン切断型の尿中メガリンは候補の1つになり得ると考えられるが、その尿中への逸脱のメカニズムについて、DKDに関連する薬剤(SGLT2阻害薬等)との関連も含めて明らかにする。
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研究成果の概要 |
腎臓の近位尿細管に存在するメガリンは腎毒性物質の「入り口」を司ることによって肥満・メタボリックシンドロームに関連した腎症や糖尿病性腎症といった病態を引き起こす。 我々は、マウスにおける尿中A-メガリン(細胞外ドメイン切断型)およびC-メガリン(全長型)測定用ELISA系を構築したことから、今後、メガリンに関連した研究への本技術の貢献が大いに期待される。また、2型糖尿病患者における検討から、尿中A-およびC-メガリンは既存のものとは異なる新規のバイオマーカーであることが示された。糖尿病性腎症患者において、尿中メガリンを測定することにより、将来の腎症進展を予測できる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
透析患者の増大は個々の患者の生活レベルの低下をもたらすだけでなく、医療経済上も重大な課題となっている。特に、糖尿病性腎症は透析療法導入の原因疾患の第一位を占めており、社会的にも喫緊の対応が求められている。中でも、その早期診断や重症度判定は重要な課題の1つであるが、病因や病態に基づいた新しいバイオマーカーの開発が求められていた。本研究では、尿中細胞外ドメイン切断型メガリンが既存のものとは異なる新規のバイオマーカーであることが示され、将来の糖尿病性腎症の進展を予測できることが明らかになった。マウス尿中メガリン測定系の活用も含め、今後の更なる研究の進展も期待される。
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