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モデルマウスによるDowling-Degos病の包括的病態解明と治療薬開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K08666
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

河野 通浩  秋田大学, 医学系研究科, 教授 (60319324)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードDowling-Degos disease / 遺伝性色素異常症 / 常染色体優性遺伝形式 / Dowling-Degos病 / モデルマウス / POFUT1 / 網状肢端色素沈着症 / ADAM10
研究開始時の研究の概要

Dowling-Degos病(DDD)は網状の色素斑が思春期以降に出現する常染色体優性遺伝形式の遺伝性色素異常症である。POFUT1、POGLUT1が原因遺伝子として同定されたが、どのようにして特徴的に皮疹が生じるのかという病態は未だ明らかになっていない。本研究では、DDDモデルマウスを確立させ、① DDD発症に関与する糖鎖修飾の基質タンパクを検討して病態解明、さらに、② 治療法開発を行う。

研究成果の概要

Dowling-Degos disease(DDD)は常染色体優性遺伝形式を示し、腋窩や肘窩、首などの間擦部にわずかに陥凹した網状色素斑が出現する。2006年にKRT5、2013年以降にタンパクの糖鎖修飾に関与するPOFUT1、POGLUT1、γセクレターゼを構成するPSENENが原因遺伝子として同定された。本研究では、どの皮膚細胞のどの基質タンパクがPOFUT1に糖鎖修飾されるかを明らかにすることを検討したが有意な結果は得られませんでした。新規候補薬剤を同定するため迅速スクリーニング系を用いて薬剤ライブラリをスクリーニングを行いましたが候補となる薬剤は得られませんでした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

Dowling-Degos diseaseは点状もしくは網状の色素斑が腋窩や肘窩、首などの間擦部に出現する常染色体優性遺伝形式の遺伝性色素異常症ですが、治療法がまだありません。常染色体優性遺伝形式のため、患者さんは次世代への遺伝も1/2で起こるため、心理的な負担が大きく、そのため、患者さんやその家族は長年治療法を待ち望んでいます。本研究によって本疾患の病態解明や治療法の端緒となる可能性があります。

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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