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再賦活化骨髄間葉系幹細胞を利用した人工骨髄グラフトの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K08727
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関自治医科大学 (2023)
東京大学 (2020)

研究代表者

中原 史雄  自治医科大学, 医学部, 准教授 (80581181)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / 微小環境 / 再賦活化骨髄間葉系幹細胞
研究開始時の研究の概要

骨髄間葉系幹細胞(MSC)は造血幹細胞に特異的な微小環境を形成し、造血幹細胞の機能維持・増殖に重要だが、体外での維持が困難だった。申請者らが開発した体外で培養・増殖可能なrevitalized MSCを用いて、様々な原因で障害された骨髄微小環境に対して、revitalized MSCを移植し人工的に骨髄微小環境を再形成することで、生着を可能にさせることを目指す。さらにrevitalized MSCをハイドロキシアパタイト人工骨内もしくはスポンジ構造に植え付け増殖させることで人工的な骨髄微小環境を作り、これを人工臓器のように移植して通常の骨髄とは別に新たな骨髄を作ることを目指すものである。

研究成果の概要

研究代表者は、培養骨髄間葉系幹細胞(MSC)に5つの遺伝子を強制発現することで、in vitroで造血幹細胞を維持・増殖させる能力を再び有するようになった再賦活化骨髄間葉系幹細胞 (rMSC)を開発し、報告した。このrMSCはin vitroで造血幹細胞を増やすためには非常に強力なプラットフォームとなるが、rMSCをマウスに移植した場合にはin vivoでの生着は認められなかった。そこで、このrMSCに各種遺伝子を追加導入して、細胞の増殖能・生存能力などの機能を調べ、候補遺伝子を複数見出した。そのうち、有力な候補遺伝子を導入することで改良型rMSCを作成することが出来た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究代表者は、培養骨髄間葉系幹細胞(MSC)に5つの遺伝子を強制発現することで、in vitroで造血幹細胞を維持・増殖させる能力を再び有するようになった再賦活化骨髄間葉系幹細胞 (rMSC)を開発し、報告した。さらに本研究により、再賦活化骨髄間葉系幹細胞 (rMSC)が生体内でも機能出来るように改良する方法の一つを見出すことが出来た。これにより、将来的に人工骨髄などを開発する際の重要なヒントを得られた。人工骨髄の開発は人類にとって造血器疾患治療の際に非常に有用かつ重要な治療手段となることから、本研究成果は高い学術的意義や社会的意義を有している。

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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