研究課題/領域番号 |
20K08775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2021-2022) 佐賀大学 (2020) |
研究代表者 |
小荒田 秀一 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 教授 (50304887)
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研究分担者 |
多田 芳史 佐賀大学, 医学部, 准教授 (70284627)
丸山 暁人 佐賀大学, 医学部, 助教 (90508730)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 形質芽細胞 / 全身性エリテマトーデス / 自己免疫疾患 / B細胞 / 治療法 / RP105(CD180) / フェノタイプ / 全身性エリテマトーデス(SLE) / BAFF / ベリムマブ / ステロイド治療 / 全身性エリテマトーデス(SLE) / RP105(CD180) / SLE |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、SLEの既存治療で除去されることなく残っている疾患特異的形質芽細胞自体を直接の標的とした世界初の治療法の開発計画である。世界的にも同様の研究は行われておらず、全く新しい画期的な治療法となりうる。また、同研究の最終目標は疾患特異的な病的細胞のみを標的とし、通常のB細胞への影響がほとんどないと考えられる。RP105陰性B細胞はさまざまな自己免疫病態で存在していることが分かっており、SLEの治療への応用の試みは、広く自己免疫病態の解明と安全かつ有効な治療法の樹立ができ、薬害防止と治療関連死の回避に有用で、人類の福祉に広く貢献しうる。また、この知見をもとに未知の感染症への応用も期待できる。
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研究成果の概要 |
SLE(全身性エリテマトーデス)患者および正常者の後期B細胞を抗CD19、CD138、RP105標識抗体により染色し、ナイーブB細胞、活性化B細胞、前形質芽細胞、形質芽細胞、後形質芽細胞、形質細胞の6分画の分布とその表面分子について解析した。形質芽細胞特異的抗原に対する抗体を用いて、候補となる抗原を活動期、寛解期に分け解析を行った。疾患活動性期のみならず、寛解期も、分布とフェノタイプの異常が存在することが解明された。現在、予備的研究であるが、t-SNE法を用いたクラスター解析において、病的自己抗体産生形質芽細胞の同定につながる有望な結果を得ている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、SLEの自己免疫病態の中核に位置し、難治性病態において既存治療では除去されることなく残っている疾患特異的形質芽細胞自体を直接の標的とした世界初の治療法の開発計画である。世界的にみても同様の研究は行われておらず、全く新しい画期的な治療法となりうる。また、同研究の最終目標は疾患特異的な病的細胞のみを標的とし、通常のB細胞への影響がない治療法と考えられる。RP105陰性B細胞はさまざまな自己免疫病態で存在していることが分かっており、SLEの治療への応用の試みは、広く自己免疫病態の解明と安全かつ有効な治療法の樹立につながり、薬害防止と治療関連死の回避に有用で人類の福祉に広く貢献する。
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