研究課題/領域番号 |
20K08833
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
松村 隆之 国立感染症研究所, 治療薬・ワクチン開発研究センター, 室長 (50434379)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 免疫学 / 細菌感染症 |
研究開始時の研究の概要 |
劇症型溶血性レンサ球菌感染症の防御過程(炎症、収束、修復) において、γIMCsが炎症性細胞(Ym1陰性γIMCs) から抗炎症性細胞(Ym1陽性γIMCs) へ分化、あるいは両者が別個に誘導され、バランスのとれた宿主防御反応に貢献している可能性について検証する。
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研究成果の概要 |
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は約30%が死亡する致死率の高い感染症であり、その大部分がA群レンサ球菌感染によって引き起こされる。好中球減少を代償するインターフェロンγ産生未熟骨髄系細胞(γIMCs)は、劇症型感染マウスにおいて宿主防御に寄与するが、その防御機構の詳細は不明であった。本研究では、劇症型A群レンサ球菌感染マウスモデルにおいて自然免疫細胞であるγIMCsとIL-10産生細胞が感染防御過程において炎症と抗炎症のバランスを制御している可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は約30%が死亡する致死率の高い感染症であり、メディア等では「人食いバクテリア」と称されている。国内年間報告数は、1999~2013年では100-200例前後を推移していたが、2014年に260例を超えてから増加の一途をたどり、2019年では約900例となった。したがって既存の抗生物質による治療に追加可能な新規治療法の開発が必要であると考えられる。本研究の成果は、劇症型感染マウスモデルにおいて、免疫細胞による炎症と抗炎症のバランス調節機構が感染防御をコントロールできる可能性を示している。
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