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新たなゲノム創薬手法により同定されたKIF11阻害薬の耐糖能改善機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K08864
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関琉球大学

研究代表者

今村 美菜子  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00596124)

研究分担者 前田 士郎  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50314159)
松波 雅俊  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60632635)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードゲノム創薬 / 多因子疾患 / 遺伝要因 / 2型糖尿病
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、ヒトゲノム研究の成果の応用により得られた2型糖尿病新規治療薬候補の一つであるKIF11阻害薬の耐糖能改善機序を明らかにすることである。まず、食事誘発性肥満モデルマウス(DIO)にKIF11阻害薬を投与することにより、2型糖尿病予防効果および糖尿病発症後の治療効果を検証する。また、治療後のマウスの臓器における遺伝子発現プロファイルの解析等を通じて、KIF11阻害薬の耐糖能改善作用の詳細な機序を明らかにする。

研究成果の概要

我々はゲノムワイド関連解析(GWAS)により同定された疾患感受性領域の情報を応用した新しいゲノム創薬手法により複数の2型糖尿病に対する新規の治療薬候補を同定した。本研究ではその一つであるKIF11阻害剤の代謝改善効果について食事誘発性肥満モデルマウスを用いた検討を行い、さらにその詳細な機序について培養細胞を用いた検討を行った。その結果、KIF11阻害薬は食事誘発性肥満モデルマウスの体重増加を抑制し、その機序はKIF11阻害薬による脂肪細胞分化抑制である可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年のゲノム解析技術の進歩により、これまでに多くの生活習慣病の疾患感受性遺伝子領域が同定されてきた。しかし、これらの成果の臨床への還元は十分に達成されていない。本研究では新しいゲノム創薬手法により同定された新規候補治療薬の食事性肥満に対する予防効果をin vivo 実験系で検証し、さらに培養細胞を用いてその機序の一部を明らかにした。本研究の成果は新規の肥満および2型糖尿病の予防・治療法開発に有用な知見であり、さらにゲノム研究成果の効率的な臨床応用に貢献しうることを示すものである。

報告書

(2件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ヒトゲノム解析研究による2 型糖尿病および糖尿病合併症の病因解明と新規治療法探索2020

    • 著者名/発表者名
      今村 美菜子
    • 学会等名
      第63回 日本糖尿病学会年次学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 2型糖尿病のゲノム研究の現状とその臨床応用2020

    • 著者名/発表者名
      今村 美菜子
    • 学会等名
      第58回 日本糖尿病学会 九州地方会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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