研究課題/領域番号 |
20K08938
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪市立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
柏木 伸一郎 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 教授 (80637017)
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研究分担者 |
浅野 有香 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 病院講師 (10806376)
藤田 寿一 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (30212187)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 乳癌 / 腫瘍微小環境 / 腫瘍免疫 / トリプルネガティブ乳癌 / 免疫療法 / 腫瘍免疫応答 |
研究開始時の研究の概要 |
腫瘍組織は,癌細胞とその周囲に存在する間質細胞から構成され,相互作用により腫瘍微小環境と称される特徴的な環境を形成している.そして癌治療において,宿主の腫瘍微小環境の評価が,予後や治療効果を予測する上で重要な役割を担う.近年,乳癌領域においても免疫療法の有用性が報告されている.免疫療法は,とくに免疫原性が高いとされるトリプルネガティブ乳癌における有用性が示されている.本研究では,宿主の全身反応や腫瘍免疫微小環境の変化をダイナミックに捉え,その動態変化や免疫フェノタイプの理解により従来の薬物療法と免疫療法との併用療法や逐次療法など,免疫療法を柱とする次世代の乳癌薬物個別化療法の構築を目指す.
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研究成果の概要 |
腫瘍組織は,癌細胞と周囲の間質細胞との相互作用により腫瘍微小環境 (TME) という特徴的な環境を呈している.宿主におけるTMEの評価が治療効果や予後予測に関わるために,TMEのモニタリングは癌治療において大きな鍵となる.本研究では,「免疫応答から捉えたトリプルネガティブ乳癌における全身反応および微小環境変化の検証」と題して,免疫療法を柱とする次世代の乳癌薬物個別化療法を検証した.免疫療法においては,併用する抗癌剤により腫瘍免疫の増強される可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腫瘍微小環境は薬剤修飾によりダイナミックな変化を示すために,この動的な変化をモニタリングすることでトリプルネガティブ乳癌の新たな治療戦略の構築に寄与する可能性が示された.
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