研究課題
基盤研究(C)
本研究では手術標本で得られた甲状腺濾胞癌穿刺吸引細胞サンプルでも同様の結果が出るかを明らかにする。すなわち、手術で得られた甲状腺濾胞癌責任遺伝子を手術前の穿刺吸引細胞サンプルで診断可能かを検討する。
甲状腺濾胞癌は手術後の病理組織で被膜浸潤あるいは血管浸潤により確定診断され、手術前の穿刺吸引細胞診による診断は現段階では困難である。手術組織検体を用いた網羅的遺伝子発現解析により甲状腺癌と良性の腫瘍を区別する遺伝子群を同定したが、免疫染色による発現の検討を行った結果、抗体が機能しないことが明らかとなった。そこで、今年度からは遺伝子発現だけでなく、TERTの遺伝子変異を調べることにより術前甲状腺濾胞癌の診断を試みた。
4: 遅れている
網羅的遺伝子発現での検討が困難となり、研究計画を変更(TERT遺伝子変異の検索)することになったため。
穿刺吸引細胞診検体によるTERT遺伝子変異により、濾胞癌と良性腫瘍の鑑別を試みる。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 2件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (6件)
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