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酸化修復機能からみた食道癌発癌機序の解明と癌浸潤予防の新規治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K09035
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

木村 和恵  九州大学, 医学研究院, 准教授 (70631927)

研究分担者 沖 英次  九州大学, 大学病院, 講師 (70380392)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード食道癌 / 酸化修復 / 腸内細菌 / 酸化修復機能 / がん幹細胞 / 酸化損傷修復
研究開始時の研究の概要

食道癌は消化管癌において選択可能な抗癌剤治療薬が少なく、依然として予後不良の難治性癌であり、治療成績の向上が望まれる。我々は食道癌の浸潤において、がん幹細胞マーカーとして知られているCD44v9の発現、およびE-cadherinおよびVimentinなどのEMTとの関連を明らかにした。本研究では、食道前がん病変の進展抑制による治療に着目し、がん幹細胞に関与し浸潤転移を促す因子を制御する新しい分子標的治療の開発を目指す。

研究成果の概要

酸化的DNA損傷修復に関与する遺伝子多MTH1は大腸菌MutTの相同体としてヒトで同定された酸化ヌクレオチド脱リン酸化酵素であり、DNAやミトコンドリアに酸化ヌクレオチドが組み込まれるのを防いでいる。hMTH1とp53遺伝子変異との関係が明らかになった。癌細胞において、上皮細胞が間葉系細胞に形態変化する現象である上皮間葉移行(EMT:epithelial to mesenchymal transition)により運動能を獲得し、転移、浸潤が促進 されると考えられているMTH1高発現群は有意に予後不良であり、MTH1高発現かつEMT陽性だとより予後不良であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

食道癌は消化管癌において選択可能な抗癌剤治療薬が少なく、依然として予後不良の難治性癌であり、治療成績の向上が望まれる。本研究において、酸化修復機能に関与する遺伝子多型が発がんに関与すること、腸内細菌叢の変化により薬物治療の感受性が変わることを明らかにした。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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